転職を始めるにあたって、まず大事なことは何でしょう。

転職のきっかけはさまざまですが、誰にとっても早い段階で行わなければいけないのは、次のポジションを具体的にイメージすることです。転職の目的や希望条件をしっかり定めておかないと、そこへ向けた計画も立てづらくなってしまいます。

始めの段階では明確なイメージが浮かばない場合は、転職先やポジションに求める条件を一つずつ決めていくと、自分のめざす転職の形が見えてくると思います。そうすれば、求職活動や転職活動が今まで以上にスムーズに進められるでしょう。

今回は転職の条件を決める際に考えておくべき7つのポイントについて紹介します。テンプレートも用意していますので、ぜひ印刷して使ってください。

>>ダウンロードする:「転職の希望条件設定」用紙

1. 希望年収

自分の年収をきちんと把握していない人は、実は少なくありません。

基本的な毎月の給料だけであれば、ほとんどの人が知っているでしょう。しかしボーナスやさまざまな手当てを含めた金額となると、分からなくなってしまう人は意外と多いはずです。

転職を検討する際には、まず今の自分の年収を把握しておくことから始めましょう。

もしも転職を希望している企業から内定をもらった後に自分の年収がその企業よりもっと高かったことを相手の企業に伝えると、トラブルにつながる可能性があります。企業が予定していた入社後のプロセスとの間にズレが生じてしまい、最悪の場合には内定が撤回されてしまう可能性もあるのです。

もしも現在の職場で来年からのベースアップが計画されていたり、後にボーナスが支払われる場合は、是非ともリクルーターに伝えておきましょう。年収についての情報をしっかり把握しておくことで、内定受諾前に給与交渉ができる可能性もあります。


年収に対する「期待値」と「希望」を決める

転職にのぞむ前には、転職先に求める年収の「期待・予想値(Expectation)」と「希望(Hope)」の金額を決めておくことも大切です。

「期待・予想値」とは、現在の自分のポジションの平均的な市場価格です。自分が転職した場合、現実的に期待できる給料の金額だと考えてください。自分のポジションの市場価格について調べたい場合は、マイケル・ペイジの年収査定ツールも参考にしていただけると幸いです。

「希望」とは、自分が望む金額です。たとえば「期待値」の金額が800万円の場合、自分のスキルと経験に自信があったら、850万円~900万円までを「希望」の金額にさだめると良いでしょう。

このように希望年収の目安をたてておくことによって、転職の計画もたてやすくなるはずです。
 

2.  給料以外の手当て・福利厚生

給料以外に支払われる手当てや福利厚生には、次のようなものがあります。自分が受けられる手当てや利用できる制度があるか、チェックしてみると良いでしょう。

  • 退職金
  • 住宅(寮・社宅、住宅手当)
  • 健康・医療(健康診断、人間ドック補助、ジム)
  • 慶弔・災害(祝い金、見舞金)
  • 育児・介護(家族手当、育児・介護休暇、保育施設)
  • 自己啓発(資格取得支援)
  • 財産形成(財形貯蓄、持株制度)
  • 職場環境
  • レジャー
  • 食事手当……など。
     

3.  勤務地

自分の住んでいる場所からどれだけの距離なら通勤ができるのかを考えておくことも重要です。条件の良い転職先が見つかったとしても、会社の所在地によっては ストレスの原因になりかねません。毎日通うことを考慮して、自分にとって通勤可能な場所かどうかをきちんと見きわめましょう。また転勤や単身赴任の可能性を考慮しておくことも非常に大切です。


4.  役職レベル

転職後も、今の役職レベルを維持したいと思うのは当然です。しかし違う業種へ転職した場合には、役職の呼び名が異なることもあり得るので注意しましょう。

たとえば部長、課長、次長、事業部長、局長、本部長、事業本部長、ディレクター、グループマネージャー、シニアマネージャー、マネージャー……など、会社によってさまざまな役職の呼び名があります。

今の自分の役職レベルに相当する役職レベルを理解した上で、転職後に望む役職レベルを定めておくと良いでしょう。


5.  希望業界

どの業界への転職を希望するかも、非常に大事な条件です。

現状に近い年収や待遇を望むのであれば、自分の市場価格がもっとも高い同業界へ転職すると良いでしょう。しかし自分のいる業界に将来性が感じられない場合や、あまり関心を持っていない場合は、他の業界への転職を検討する必要があります。

これは自身が転職する意味が問われる問題なので、しっかり考えて答えを出すことをおすすめします。

関連記事:キャリアチェンジ(他の業界への転職)を成功させるための5ステップ


6.  英語の使用機会

英語力に自信があり、その能力を活かしたいと思っている人は、転職先で英語を使う機会があるかどうかも考慮しておきましょう。たとえ現状では英語に自信がな くても、キャリアを積むために上達したいと思っている人は、英語力を上げるきっかけとして英語を使う企業を探すと良いかもしれません。

関連記事:外資系企業で働くには英語力はどれくらい必要?


7.    タイミング・本気度

転職活動と一口に言っても、その方法は一つではありません。企業に在籍しながらの転職活動、離職した後での転職活動、長期間におよんでの転職活動など、さまざまな形があります。

転職活動の方法によっては、時には自分が不利な状況にあると考えてしまう人もいるかもしれません。しかしどんな状況であっても本気で転職活動に打ちこむことが、成功につながる一番の条件です。転職活動に全力で向き合い、悔いのない転職を心がけることが何よりも大切です。
 

以下の「転職希望条件設定」用紙をダウンロードし、自分の希望条件をまとめてみよう。
 

転職へのステップ

STEP1:自己分析・検討

キャリアプラン作成のための5ステップ

【女性必見】理想の働き方とは?女性の労働環境について徹底解説

STEP2:転職プロセスを理解

転職には事前準備が最も大事!進め方を理解して転職を成功させよう

STEP3:応募書類を準備する

採用担当者が履歴書や職務経歴書に求める9つのこと

STEP4:面接の準備をする

面接の準備にするべきことは?

転職エージェントに会う前に何を準備すべき?

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【2016年4月1日作成 - 2021年4月20日更新】