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採用と転職の最新トレンド2020-2021|調査レポート
マイケル・ペイジは、採用担当者および転職検討中の方が十分な情報に基づいて採用や転職に関する重要な決断ができるよう、毎年、財務、IT、営業などの各職種の採用トレンドと平均年収のデータをまとめています。
2020年のレポートでは新たに日本の会社員を対象としたアンケートも追加しました。日本で働く人が会社に何を求めているのか、どういうことが退職や転職の要因となりうるのか、優秀な人材に会社に長く留まってもらうには会社としてどういったことに注力すれば良いのかなどについて洞察を得られます。ぜひご確認ください。
「人材トレンド2021」 来月リリース
2021年のレポートでは、従来の採用動向と年収に関するデータに加えて、新型コロナウイルスの影響を受けて急激に変化を経験した業界・会社のあり方・人々の働き方についての洞察を取り上げました。コロナ禍に加速した企業のデジタル化やフレックス勤務、新たな組織体制の形、パフォーマンス管理、ダイバーシティとインクルージョンなど、採用や人材に関連する重要なトピックを取り上げています。どうぞお見逃しなく!
内容
転職時の年収アップ*
分野 | (%) |
経理・財務 | 5 - 8 |
金融 | 10 - 15 |
カスタマーサービス | 5 - 15 |
デジタル | 10 - 20 |
エンジニアリング | 5 - 15 |
ヘルスケア・ライフサイエンス | 10 - 15 |
人事 | 10-15 |
法務 | 5 - 20 |
サプライチェーン | 5 - 10 |
小売 | 5 - 10 |
セールス・マーケティング | 10 - 15 |
事務 | 10 - 20 |
IT(社内) | 10 - 20 |
IT(べンダー) | 10 - 20 |
派遣・契約(事務・スペシャリスト) | 5 |
派遣・契約(IT) | 10 - 15 |
* データは2018年7月から2019年6月までのもの。自社の専門コンサルタントがクライアントや候補者とやり取りから得たインサイトと照らし合わせ、確認しています。
レポートから得られること
- 人材を獲得し、定着させるための方法を知る
- 採用コストを予測する
- 社員が退職する主な理由を理解する
- スキルアップして、次のポジションを目指す
- 転職時の給与交渉に利用する
- 各職種で需要の高いスキルを確かめる
明るさと活力の中で2020年代を迎える日本
遂に2020年代に突入する節目となりました。まさに日本にとって実に刺激的な時代の幕上げです。世界経済の面では一定の不安要素がありますが、日本は明るさと、世界的注目を集めるタイミングとともに2020年を迎えました。
昨今、世界経済フォーラム(WEF)において、日本の競争基盤の強さが改めて示されてきました。日本はアジアで最も進んでいる経済大国です。年間GDP成長率の10年間の平均は1.2%と堅調で、世界のGDPに4.14%という素晴らしい貢献をもたらしています。世界第6位の競争力を持つ日本は、研究開発、特許申請、医療、インフレーション、治安、優れたインフラといった数多の競争要因において、WEFの141か国のトップに立っています。
ビジネスにとって、効率と活力は可能性を示す強力な指標です。昨年のラグビーワールドカップという活気に溢れ、成功を収めた世界の舞台に続き、今は日本にとって真の本番がやってきます。7月24日、東京で開幕する2020年のオリンピックです。
労働力という面では、日本は人材に直面しています。しかし人口減少や高齢化にも関わらず、女性や高齢者の雇用拡大により、日本では労働力を増やし続けています。日本は最近、女性の就業率で米国を追い越しましたが、優れた女性の人材を維持・昇進をすることで、企業にとって大きな機会がもたらされています。
また世界と同様、日本のビジネス環境をさらに改善することが、2020年以降の雇用機会に繋がります。企業のデジタル・トランスフォーメーションを実現する人材については高い需要が見られます。 デジタル、IT、医療といった分野のスキルの需要は高く、AIやデータサイエンス、新規開拓の求人も多く見られます。
更に人材不足の市場においては、ビジネスリーダーは人材維持とスキルアップに細心の注意を払わなくてはなりません。一方、一流の人材を求める企業は引き続き、リーダーシップのビジョンや従業員への価値提案(EVP)を明確に説明し、採用プロセスの早い段階で具体的な能力開発プランを提示する必要性があります。