【女性の転職】逆質問の方法は?働きやすい職場を見抜く質問集!

女性が転職を考えるとき、仕事内容はもちろんのこと、家庭やプライベートとの両立が可能な働きやすい職場を希望することが多いです。とはいえ、求人票だけではなかなか働きやすさまで読み取れないもの。面接での逆質問の機会をうまく利用すれば、働きやすい職場かどうかを見抜くことができます。その方法について確認していきましょう。
 

1.女性の活躍や福利厚生について逆質問してもいい?

そもそもの疑問として「社内の女性の活躍や福利厚生について逆質問するのは失礼に当たらないのか?」と考えてしまう人も多いでしょう。確かに「福利厚生について聞くと、やる気がないと判断されてしまう」という意見はよく聞きますし、実際にそう指導する就職・転職情報も多いです。しかしそこは聞き方次第。ずっと福利厚生のことばかり話題にするのは確かに問題ですが、実際に働く上で必要不可欠なものなのですから、疑問に思ったことを聞くことは何ら問題ありません。面接官もそうした質問は想定しています。むしろ女性の活躍や福利厚生について聞くとあからさまに機嫌が悪くなった、というような会社は注意すべきでしょう。中には女性の働きやすい職場環境をアピールポイントとしている企業もあるので、質問は問題ありません。

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2.【女性向け】面接での逆質問の仕方や質問例

逆質問をするときは、その仕方も大切になります。相手に失礼にならないように、そして自分が知りたいことを知れるように、質問の仕方を工夫するようにしましょう。

2-1.女性の管理職

女性活躍推進法の施行により、日本でも女性の管理職は徐々に増えてきています。特に仕事に打ち込んでキャリを積み上げて行きたい人にとって、女性にも管理職になれるチャンスがあるかどうかは重要なポイントでしょう。女性にどれくらい仕事を任せているかの判断基準にもなります。とはいえ、単純に女性の管理職が「いる」「いない」を聞くだけではあまり参考になりませんし、責めているように聞こえる可能性もあります。

そこで、女性管理職の活躍事例について聞くようにしましょう。具体的な事例を聞けば、今後自分がその職場でどう働き活躍していけるのかイメージが掴みやすくなります。

  • 「御社には、女性管理職の方はどれくらいいますか?」
  • 「女性管理職はどのような方達ですか?」

という質問がいいでしょう。特に実際の女性管理職の人物像を聞いておくと、その企業が求める管理職像なども見えてきます。また、自分の年齢に応じて

  • 「私と同じ年代の女性はどのような仕事をしていますか?」
  • 「30代前半の女性はどんな働き方をされていますか?」

という聞き方もおすすめです。

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2-2.女性の昇給や評価

昇給や評価については転職において最も気がかり、かつ聞きにくい質問でしょう。もちろん「昇給はありますか?」「女性社員と男性社員の評価基準に差はありますか?」と言ったストレートな質問は避けましょう。こちらも、先輩女性社員の働き方を聞く形で質問するのがいいでしょう。

  • 「先輩の女性社員は、どのようなお仕事をされていますか?」
  • 「今後マネージャーやリーダーとしてチームをまとめ育てていくような働き方ができればと思っています。御社がリーダーや管理職に求めるスキルや役割、そのための評価の仕組みなどを教えていただきたいです」

という聞き方をするのがいいでしょう。今後自分が目指す役割などを交えて話すと、やる気や意欲のアピールにもなります。

2-3.女性面接官のキャリアプラン

面接官に女性がいるなら、思い切ってその人の働き方やキャリアプランについて質問するのもいいでしょう。面接官はある程度の役職に就いていることが多く、キャリアを積んでいきたい人にとっては目指すべき先輩です。事前に覚えてきたことを喋っているだけ、という印象もなくなりますし、この会社でキャリアを積んでいきたいという意欲のアピールにもなります。

  • 「5年後、10年後のキャリアプランを教えていただけますか?」
  • 「入社して参加したプロジェクトや、大変だったことは何ですか?」

といった質問の仕方をするといいでしょう。

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2-4.福利厚生

福利厚生は働く上で重要なポイントでしょう。質問しても問題ありませんが、印象を悪くしないための聞き方は大切です。まずタイミング。複数回面接が行われる場合は、選考を進んで2次面接以降に聞くようにしましょう。条件面ばかり気にしていると思われるのを避けるのはもちろん、企業の側が「この人はうちで働くかもしれない」「この人はうちの会社に合っているかも」と感じてからの方が、丁寧な答えが返ってきやすくなるからです。

福利厚生についての質問は、「残業はありますか?」「休日出勤はありますか?」といった内容を聞くのではなく、活用実績や実際に活用した人の声などを聞くようにすると良いでしょう。具体的には

  • 「社内託児所を活用している人はいますか?」
  • 「ベビーシッター費用補助制度を利用しているのはどのような人ですか?」

などです。また、具体的な制度の内容を聞くときも「御社で長く働きたいと思っているのですが、産休・育休制度の内容はどうなっていますか?」というような前振りを入れるのがおすすめです。

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2-5.ワークライフバランス

ワークライフバランスに関する質問は、家庭と仕事を両立して働きたいという意欲アピールに繋がります。しかし中にはワークライフバランスを重視せず仕事に注力してほしいという企業も存在し、その場合質問してしまうとマイナス評価になってしまうこともあります。企業研究などをしっかりと行ってその企業の傾向を見極める必要があるでしょう。

  • 「近年推し進められている多様な働き方について、御社の考えを教えて下さい」
  • 「テレワークや在宅勤務では、どのようなコミュニケーションツールを活用されていますか?」

という質問は、企業側にスムースなテレワーク環境・在宅勤務環境を整える準備があるかどうかを判断する材料になります。

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3.女性が転職で逆質問するときのアピールポイントと注意点!

逆質問は重要なアピールポイントです。女性が転職面接でアピールすべきポイントと注意点をしっかりと確認しましょう。

3-1.アピールしたいポイント

企業がまず重要視しているのは「仕事に熱心に取り組んでくれるか」という点です。仕事に対する意欲が高いことをアピールするためには、配属先や仕事内容など、入社後のイメージを膨らませるような質問をするのがいいでしょう。企業にとって社員が辞めてしまうこと、それに伴って新しい社員を雇うことは非常にコストがかかるため、「長く働いてくれるかどうか」という点も非常に重要視されます。女性は結婚や妊娠、出産などで環境や体調に大きな変化が起こることが多く、それは企業側も把握しています。そこで結婚や出産後も働き続けている女性社員について尋ねたり、産休・育休を体験した女性社員の存在について聞いたりすることで、出産後も企業に貢献したいという意思表示になります。

3-2.注意したいこと

家庭と仕事のバランスを取り、結婚や出産という大きなライフイベントを経て働き続けるためには福利厚生や職場環境の良し悪しが重要なポイントになります。ですが、それを聞くのは後にしましょう。いきなり聞いてしまうと条件を重視していて意欲に欠けるように聞こえて印象が悪くなってしまうので、まずは仕事への前向きな姿勢をアピールできるような逆質問をしましょう。また、求人票や企業ホームページを見れば分かるような内容は聞いてはいけません。少し調べれば分かるような内容を聞いてしまうと「企業研究を碌にしていないのだろうか」「本当にうちで働きたいのか」と悪印象になってしまいます。掲載されている内容を聞くときは、前提として置き、深掘りする質問をするようにしましょう。

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逆質問も準備して面接で意欲をアピールしよう!

面接での逆質問は何を言えばいいのか困る人も多いですが、「特にありません」で終わってしまうのは勿体ないと言わざるを得ません。適切な逆質問はその職場で働く意欲をアピールするチャンスになる上、疑問や心配な点を解決しミスマッチを防ぐ重要なものでもあります。事前に逆質問をしっかりと準備して面接に臨みましょう。
 

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