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外資系への転職を希望する際、悩んでしまうのが企業研究ではないでしょうか。そもそも企業研究をするべきなのか、日系企業の企業研究と違うところはあるのかなど気になることはたくさんありますが、情報が多すぎてそもそも何をすればいいのか分からないという人もいるでしょう。この記事では企業研究の必要性ややり方、注意点などについて解説していきます。
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「転職活動に企業研究は必要ない」という人が時々いますが、これは本当でしょうか。結論から言うと、自分が納得して転職するためには企業研究は必須です。そもそも企業研究とは、自分の志向とマッチする企業を探し、本当にマッチするのか見極めるためにその企業に対する理解を深めることを言います。言い換えればミスマッチを防ぐためでもありますので、納得のいく転職をするためには欠かせないと言って良いでしょう。企業研究をしっかり行わなければ、その企業に対する理解も進みませんし、同業他社と比べたときの強みや優位性などを把握することができません。
面接の場では、業界や企業の理解を前提に具体的な質問がなされます。つまり企業研究をしっかり行っていないと、理解不足と評価されて一気に不利になってしまう可能性があります。面接対策という意味でも、企業研究は必要かつ重要と言えるでしょう。また、企業研究は自己分析を進める上でもメリットになります。興味のある業界や企業を調べていくうちに、自分が働く上で何を重視しているのか、どんなことに興味を持っているのか考えるきっかけになります。
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ここからは転職活動における企業研究について、具体的なやり方を確認していきましょう。
気になる企業が見つかったら、まずは公式サイトや求人票などを材料に企業の客観的な情報を調べていきましょう。公式サイトからは企業概要や経営方針、理念、扱っている商品などが分かります。こうした情報の他、業界内での位置づけや競合他社との差別化、独自性や優位性を持っている部分を調べていきます。こうした基本的な情報を把握することができれば、他の企業との比較もできるようになり、企業選びがスムーズに進むようになります。
求人票からは、その企業が求めている人物像を知ることができます。自己分析がしっかりできていれば、募集されている仕事が自分にこなせるかどうか判断することができるでしょう。また、求められている人物像がはっきり分かれば、自ずと履歴書や面接でどのようなアピールをすべきか判断することが可能です。
職場や社員の雰囲気、制度の運用実態、労働環境といった情報は、実際にその職場で働いている人の生の声が一番の情報源になります。新卒向け採用ページのインタビューや転職フェアの社員の話など、その企業で働いている人から話を聞ける機会はいくつかあります。また、口コミサイトなどから休みやすさや職場の雰囲気などを調べられることもあるでしょう。雰囲気はあくまでその人の主観になりますので参考程度にしておくべきですが、実態を探ることで自分と合う環境か、希望する条件とマッチするか判断する材料になります。公式データでは知ることができない情報ですので、調べる価値はあるでしょう。
ここでは、転職活動で企業研究を行う際、覚えておきたいコツについてご紹介します。
企業研究に使えるコツとして、まず「3C分析」が挙げられます。これは企業を「自社(Company)」、「顧客・市場(Customer)」そして「競合(Competitor)」の3つの視点から分析するというものです。本来は事業計画やマーケティングなどで使われるフレームワークで、業界の中でその企業がどのような立ち位置なのか知ることができます。
「自社」はその企業の基本的な情報です。企業理念や事業内容、売り上げや利益、経営資源、収益やビジネスモデル、提供している商品やサービスなどを確認していきます。「顧客・市場」は、どのような人が商品を購入、サービスを利用しているのか、誰をターゲットにしているのか、市場規模はどれくらいなのかといった点を調べます。「競合」では、競合他社を3つほど挙げ、市場やシェアの特徴、それぞれの強みなどを確認していきます。企業の公式サイトや求人票など、様々な媒体から情報収集すると良いでしょう。このような詳しい企業研究を行っておけば、面接で面接官に対して「しっかり研究してきている」という点をアピールすることができます。
企業研究を志望動機に活用するときは、まず求人広告や求人票を確認し、採用背景や仕事内容、ポジションなど、新しく入ってくる従業員に何を期待しているのかを理解しましょう。事業拡大や新規事業開始に伴って人員を募集する場合と社員の退職や異動に伴う欠員募集では求められることが異なります。また、同じ新規事業のための従業員募集であっても、他の企業が既にやっている事業とまだどの企業も着手していない全く新しい事業では仕事内容も求められる能力も変わってくるでしょう。そうした情報は求人広告だけではなく、ビジネス雑誌や公式データ、専門家の意見なども参考にできます。上手く企業研究を進めることができれば、「なぜこの企業を希望したのか」という点を強調することができるでしょう。
志望動機だけではなく、自己PRに活かすこともできます。例えば「今後○○の分野に力を入れていく御社で、自分がこれまで培った○○の経験を活かしたい」など、企業が求めている経験やスキルを今後の展望に紐付けてアピールすることができます。完成度の高い志望動機や自己PRは自分も堂々と話すことができる上、企業側を納得させやすくなります。
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企業研究は多角的な情報を調べることが大切です。しかし、学生として取り組む就職活動と異なり、転職活動は時間が限られているため、なかなか企業研究が進まないということも起こり得ます。情報量が多く、闇雲に調べて時間だけが過ぎていったという失敗談も多いです。そのため、自分なりのゴールを決めておきましょう。企業の情報は調べようと思えばいくらでも調べることができますので、最初に企業研究の目的やゴールを設定しておきます。例えば、面接対策として行うなら、志望動機やサービスの魅力、改善点といった質問に答えられるようになるまで準備を進めます。また「その企業で働く自分が具体的にイメージできるまで」とゴールを定め、働き方や細かい制度など不足している情報を埋めていくという方法もあります。
外資系企業は日系企業に比べて情報が限られているため、情報収集もコツが必要です。まず、海外のニュースに目を向けましょう。国内では目にしなくても、本国や海外拠点でニュースになっていることがあるからです。また、インターネットで企業の情報を検索するとき、日本語のみで検索すると翻訳されていない情報を見落としてしまう可能性があります。日本語と英語両方で検索を行い、情報の幅を広げましょう。
企業研究の時間が確保できない、あるいは情報の取捨選択が上手くいかず自分では調べられないというときは、人材紹介会社のコンサルタントに相談するのもおすすめです。コンサルタントは志望企業や業界の有益な情報を保有していることが多く、相性の良いコンサルタントと出会うことができれば、転職活動の大きな助けになるでしょう。リクルーティング企業のマイケル・ペイジでは、世界36カ国141支店で世界の企業を相手に人材紹介リクルーティングサービスを行っています。転職活動に困ったら、是非相談してみましょう。
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事前の情報収集が不十分なまま転職活動を行うと、なかなか選考に通らなかったり、やっと転職した先でミスマッチを起こしてしまう原因になります。企業研究はミスマッチを防ぐのはもちろん、志望動機や自己PRにも活用することができます。コツを押さえてしっかりと企業研究を行い、必要に応じてコンサルタントを利用しながら、外資系企業への転職を成功させましょう。
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