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9月16日は「ワーキングペアレンツの日」。子どもが産まれたときのことを考え、「今の職場で働き続けられるだろうか」「育児と仕事の両立は大変そう」などと不安を感じる人が多くみられます。仕事と育児、上手にやりくりすればどちらも充実させることが可能です。そこで本記事では、子育てと仕事を両立させるコツや、子育て中に利用できる会社の制度などを紹介します。
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始めにそもそもなぜ子育てと仕事の両立が難しいのかを考えてみましょう。まず理由として考えられるのは、仕事のスケジュールと子育てのスケジュールが被ってしまうことです。例えば子どもを保育所に預ける場合、送りの時間は7時30分~8時30分頃、お迎えの時間は16~18時頃となります。これをフルタイム勤務の場合で考えてみると、朝は通勤準備の時間と子どもを送っていく時間が被ります。また、17~18時頃に仕事を終える人も多く、そこから保育所にお迎えに行くと時間をオーバーしてしまう可能性があります。このように、仕事の時間と子育ての時間のスケジュールの組み立てが上手くいかず両立が難しいと感じる人は多いでしょう。
また、子育てを一身に背負う、いわゆる「ワンオペ」が両立を難しくしている場合もあります。育児の全てを1人で担当するのは辛いものです。しかし、「ワンオペ」ではなくとも、パートナーが育児に協力的でない場合、結局自分がやらなければならず負担となります。そのほか、職場に育児中の従業員を支援する制度が少ない、または存在しても利用しにくい雰囲気があるなども両立を難しくしている要因です。育児支援の制度を使用することにより、ほかの従業員にしわ寄せがいく状況を恐れ、制度を活用しきれていない人も少なくありません。なお、子どもを受け入れてくれる保育所がなかなか見つからず両立できないというパターンも考えられます。特に待機児童の多い地域などでは保育所の空きが足らず、仕事をしようにも子どもを預けられず困っている家庭もよく見られます。
仕事と育児の両立は難しい部分もありますが、育児しながら働くメリットもあります。例えば収入アップは大きなメリットです。1人の給与所得者の家庭より2人で働いた方が収入は得やすいでしょう。収入が上がれば家計に余裕ができ、子どもの将来の教育費やマイホーム資金などさまざまな部分にお金を回すことができます。また、家庭から離れて働くことでリフレッシュになるというメリットもあります。家でずっと子育てをしていると、24時間常に子どもの面倒を見ながら過ごすことになります。子どもは可愛くてもずっと一緒にいるとストレスが溜まるものです。しかし、仕事があれば勤務時間は子育てから離れられるため、良い気分転換になるでしょう。この気分転換によって、家庭での時間をまた新鮮な気持ちで過ごせます。
そのほか、社会との繋がりが持てることもメリットと言えます。家でずっと子どもと過ごすことにより、自分が外の社会との繋がりを失ってしまったような喪失感を感じる方もいます。仕事を通じ家族以外の人と関わることで、自分も社会の中にいるということを実感できるでしょう。なお、親が働く姿を見て、仕事について考え始める子どもは少なくありません。子どもの仕事観に影響を与え、仕事の大切さを身をもって教えられることも大きなメリットです。
それでは子育てと仕事を両立するにはどのようにすれば良いのか、具体的なポイントを紹介します。
家事に労力をかけないことは育児と仕事を両立するための大きなポイントです。掃除・洗濯・料理など家事の種類は多く、また分量もあります。仕事や育児とともに家事も全てこなそうとするとパンクしやすくなります。人の手で家事を行わないことを手抜きと称することもありますが、家事が消化できるなら誰の手によるものでも関係ないでしょう。完璧にこなそうとせず、手抜きもOKと楽に考えることが大切です。
手抜きの方法としては便利な家電に頼るのも1つです。お掃除ロボットを使えば掃除の手間をかけず部屋がきれいになります。食器洗浄乾燥機を使用すれば食事の後の片付け時間が大きく短縮できます。自動乾燥機付きの洗濯機を活用すれば干す手間を省けます。このように、機械を使えばさまざまな家事のカットが可能です。ネットスーパーや宅配食材サービスなどを利用して買い物の手間と時間を少なくするのも良いでしょう。また、家事手伝いサービスなどを利用し、家事を外部に委託する方法もあります。
1人で全て負担しようとせず、周囲の人を頼ることも両立のためには大切です。まず考えたいのは夫婦での分担。2人で家事を分担し、それぞれの担当範囲を決めます。そして各々の分担が終わればそれでいいという考えではなく、余裕があれば自分の分担ではないほかの家事も積極的に手伝うという意識をお互いに持ちましょう。また、子どもにお手伝いしてもらうのも1つです。机の周りを片付ける、お皿を並べるなど、子どもでも失敗しにくい簡単な作業から始めます。なお、可能であれば両親や親戚、ママ友などパートナー・子ども以外の人に頼ることも考えてみましょう。周囲の人に頼るのは勇気がいるかもしれませんが、自分が潰れてしまっては元も子もありません。自分だけで背負い込むのではなく、皆で支え合える方法を探しましょう。
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地域によっては行政や民間で子育てサポートのサービスを用意している場合もあります。このような支援を利用するのもポイントです。また、保育園や幼稚園の一時保育はその園に通っていない子どもでも利用可能です。一時保育を上手に使うことで、グッと仕事がしやすくなる可能性があります。なお、地域のファミリーサポートを利用すれば子どもの送迎などをお願いできるので、仕事で保育所の送迎が難しい場合なども安心です。
仕事探しの際、育児との両立のしやすさを意識しながら選ぶことも両立のコツです。例えば勤務時間の融通が利く仕事、急な休みが取りやすい仕事などは狙い目です。子どもの体調が悪くなったり、保育所・学校の行事に参加する必要があったり、育児中はとにかく子どものために時間を割かなければならないタイミングが多々あります。このようなとき、勤務の都合をつけやすい仕事ならストレスなく働けるでしょう。
また、子どもが小さいうちは、派遣社員やパートタイムなど時間の融通が利きやすい雇用形態を選ぶのも1つです。そのほか、会社独自の育児サポート制度が充実している職場を選ぶのも良いでしょう。近年は子育てに対する社会の意識の高まりも見られ、子育て中の従業員を支援し働きやすい環境をつくっている会社も増えています。このような理解ある職場を選べば気持ち良く仕事も育児も打ち込めます。
育児中に活用すると便利な制度も覚えておきましょう。代表的な制度の1つが時短勤務制度です。育児介護休業法によって、全ての会社で制度を定めることが義務づけられています。1日の勤務時間を短縮できるので、例えば子どもの保育所への送迎に無理のない範囲で働くということも可能です。また、在宅勤務やテレワークなども使える制度です。もし子どもの預け先がない場合でも、自宅で子どもの様子を見ながら働ける安心感があります。そのほか、フレックス勤務も子育て中には便利な制度です。自分で勤務時間を設定できるため、保育所の送迎時間を外して働くなどワークライフバランスを整えやすいことがポイントです。
地域のサポートや会社の制度など、身の回りの支援を上手に活用すれば、子育てと仕事は両立しやすくなります。外資系企業は在宅勤務やフレックス制度を導入している場合が多いので、時間の融通が利きやすいと言えるでしょう。この記事を参考にしながら、子育ても仕事も充実させるにはどうしたらよいか、自分にマッチする方法を考えてみてください。