転職を考える際「年収」を軸に仕事選びを行う人も少なくありません。自分のこれまでの経験やノウハウが高年収という形で実を結べば、これからの仕事に対するモチベーションも上がりますよね。転職業界では外資系の仕事が高年収として一般的によく知られていますが、中でも外資系コンサルが注目を集めています。今回はそんな外資系コンサルの詳しい年収事情や転職方法に迫ってみましょう。

1.外資系コンサルの年収が気になる!特徴を知ろう! 

一口に「外資系」と言っても証券会社・IT企業・消費財メーカーなどその業界は様々です。そんな中でも経営の建て直しやアドバイスを生業とする外資系コンサルの年収はトップクラスであると言われています。年収は勤続年数や仕事の実績に応じて上がっていくのが一般的ですが、外資系コンサルは年収が上がりやすいというのも見逃せないポイントです。転職後数年程度で年収が1000万円を超えるという例も珍しくはありません。

一方で、外資系コンサルは入社直後の年収が業界全体の中でもさほど高くないという点には注意しておきましょう。担当する案件にもよりますが、残業時間が長い割に報酬が少ないといったケースもあります。入社直後の年収が高くないのには、外資系コンサルという仕事がインセンティブ制によって給与体系が構成されている場合が多いという事も影響しています。外資系は全体的に実力主義という風潮が強いので、自分の頑張り次第で高収入が実現出来る業界なのです。同じ役職でも年収における個人差は大きくなります。また、一般的な日系企業では多くが月給制を採用していますが、外資系コンサルでは年俸制がスタンダードです。基本的には夏・冬のボーナスも支給されないので留意しておきましょう。
 

2.外資系コンサルの年収を役職別にチェック!

実力が年収事情に大きな影響をもたらす外資系コンサルでは、所属する企業内での役職が収入ラインを推し量る1つの目安であると言えます。また、クライアントに対して事業戦略の提案を行う「戦略コンサル」と、業務改善・システム導入といった業務を担う「総合コンサル」ではそもそも仕事内容が大きく異なるため年収に開きがあるので注意が必要です。ここでは外資系コンサルの役職ごとでどれくらいの年収が期待出来るのかを見てみましょう。

2-1.コンサルタントやシニアコンサルタント

コンサル業に就いて3~5年程度の人材が置かれるのが「コンサルタント」「シニアコンサルタント」などと呼ばれるポジションです。前職で外資系コンサルに関わりのあるノウハウを培っていれば、転職直後でも任される場合があります。主な仕事内容としてはクライアントが抱える事業上の問題点を洗い出す事や、それについて具体的な解決策を提示する事です。コンサルタントやシニアコンサルタントといった役職の場合は戦略コンサルであればベース給が約900〜1500万円、総合系コンサルならば約500~750万円が一般的なベース給の相場となっています。このベース給に成果報酬であるインセンティブが上乗せされて、最終的な年収となるのです。

2-2.マネージャーやシニアマネージャー

外資系コンサルの世界では、入社10年程度が経過すると「マネージャー」や「シニアマネージャー」といったポストが用意される事が多いです。この2つの役職では管理職としてチームをまとめ上げて部下の指導や教育なども積極的に行います。日系企業で言うところの「部長」に近いイメージだと考えると分かりやすいでしょう。コンサルスキルの他にもコミュニケーションスキルや教育スキルといった能力が重要視されるため、マネージャーやシニアマネージャーのベース給は戦略コンサルで約1500〜2000万円、総合系コンサルの場合でも約900~1250万円と比較的高額です。もちろん年収にはインセンティブ報酬も上乗せされます。

2-3.パートナー

外資系コンサルの出世ルートとして1つの到達点とも言われているのが「パートナー」であると言えるでしょう。パートナーになるには最低でも入社から7年以上の経験を積む必要があるとされています。パートナーはクライアントから受注した案件についての最高責任者であり、経営方針の決定にも大きな影響を及ぼす重要な役職です。日系企業に当てはめるならば各種役員がパートナーに該当するでしょう。自社の案件と出来るかどうかはパートナーの手腕に拠るところが大きいです。年収の目安は戦略コンサルで約2500万円以上、総合系コンサルなら2000万円以上のベース給+インセンティブとなっています。
 

3.外資系コンサルがさらに年収を上げるには

転職は希望の仕事に就ければそれで成功とは限りません。転職先で効率的に年収を上げていくためには、前もって具体的なキャリアプランを描いておく事が大切です。ここからは外資系コンサルに転職した際に年収アップへ繋がるポイントを紹介していきます。

3-1.社内で昇進する

社内でマネージャーやパートナーなどの役職に昇進出来れば、任されるポジションに応じて年収が上がっていく事が期待出来るでしょう。これは一般的な日系にも当てはまる事とも言えますが、実力主義の傾向が強い外資系コンサル業界では特に昇進による年収アップは幅が大きいです。仕事で結果を出し続ける事が求められるという点ではどの業界でも共通ですが、外資系コンサルは「常に自分を成長させていく」という意識が重要なポイントとなります。

経営戦略や各業界の市場知識はもちろんの事、外資系である以上は英語によるコミュニケーション能力も鍛えていく必要があるのです。資格取得のための学習を進める他にも、定期的にTOEICを受験しているという人も少なくありません。年功序列という概念が存在しない外資系コンサルは、勤続年数よりも実力が評価される世界です。入社間もなくても結果さえ出し続ける事が出来れば、若くしてマネージャーやパートナーになる事も不可能ではありません。

3-2.他の外資系コンサルに転職する

現職で外資系コンサルに就いている、もしくは外資系コンサルに転職して長いスパンでキャリアプランを立てているという場合は「他の外資系コンサルに転職する」というのも年収アップに有効です。前述のように、外資系コンサルも仕事内容によって「戦略コンサル」と「総合系コンサル」の2種類に大別されます。一般的には高度な経営戦略の策定が求められる戦略コンサルが高年収とされているため、総合コンサルから戦略コンサルに転職すれば年収アップが期待出来ると言えるでしょう。コンサル業界は横の繋がりが強いケースも多く、同業の知人から紹介されて転職先が決まるという事も珍しくありません。自分自身のスキルを磨いて結果を出し続けていれば、優秀なコンサルとして人脈は自然と広がっていくものです。お得意様や仕事を共にした仲間は大切にしておく事も、自分の年収事情に影響を及ぼすと考えておきましょう。

3-3.独立・起業する

ある程度外資系コンサルとしてのノウハウを培ったら、独立・起業する事でそれまでよりも年収を上げられる場合があります。外資系コンサルに転職する際、最終的にはこうして自立したいと考えている人も少なくありません。コンサル業務で培った経営に関する知識やスキルは、自分自身の事務所を切り盛りしていく際にも役に立つでしょう。ただし、会社勤めと個人事業主ではすべてが同じという訳ではないので注意も必要です。特に案件受注に関しては独立直後に苦労するケースも多く、人脈の活かし方や資金調達のノウハウについては新しく学ぶ必要性も出てくるでしょう。事業が上手く軌道に乗らなかった場合を想定してリスク管理しておく事も、経営者としての重要な仕事です。
 

4.年収の高い外資系コンサルに転職する方法

外資系コンサルの年収事情が把握出来ても、実際にどういった準備をしておけば良いのか分からないという人も多いでしょう。外資系コンサルに転職して高年収を実現するためには、以下のような取り組みを中心に転職活動を展開してみてください。

4-1.求められている人物像を把握する

転職や就職全般に言える事ではありますが、まずはその業界や企業で求められている人物像を正確に把握しておく事が大切です。外資系コンサルに関して言えば、まずクライアントとのやり取りを円滑に進めるための「コミュニケーション能力」が求められます。クライアントの現状と問題点をヒアリングして見つけ出し、的確な解決策を正確に伝えるためには高い対人スキルを身に付けておく必要があるのです。問題を解決に導くにあたっては物事を論理的に思考するための「ロジカルシンキング」も重要な要素となってきます。また、外資系コンサル業界は基本的にハードワークです。休日出勤や残業も珍しい事ではありません。こうしたハードワークに耐え得る体力やストレス・プレッシャー耐性の高いメンタルも、外資系コンサル業界では必要となる能力なのです。

4-2.面接で自分がどのように貢献できるかをアピールする

外資系コンサルへの転職が成功するか否かは、面接で自分の貢献力をどのようにアピール出来るかにかかっていると言っても過言ではありません。外資系コンサルはクライアントに解決策の提案を行う仕事であり、そのためにはまず採用担当官に「自分」という商材を提案出来なければスタートラインに立てないのです。面接では自分の経験やスキルをどのように外資系コンサルという仕事に活かしていくつもりなのかを、具体的・魅力的に伝える事を心がけましょう。

例えば前職が他のコンサル業だった場合は経営戦略の策定力やコミュニケーション能力がアピールポイントになり得ます。外国語を話す事が出来るのであればそれも大きなアドバンテージとなるでしょう。大切なのはこうしたスキルを「どのようにして」仕事に活かすか、という具体的なビジョンを話せるようにしておく事です。転職経験がないため面接慣れしていなくて不安だ、という事であれば外資系に強い転職エージェントを活用してサポートしてもらうのも良いでしょう。
 

5.年収以外もチェック!外資系コンサル業界について

高い年収は外資系コンサルの大きな魅力となっていますが、理想と転職後のギャップを埋めるためには業界の実情について理解を深めておく事も重要です。外資系コンサル業界はクライアントからの要請を受けて「問題を解決する」事が求められます。つまり、努力や過程ではなく「結果」が求められ続けるシビアな世界なのです。結果を出し続けるためには残業や休日出勤もいとわないという傾向があるため、業界全体を通して残業時間の長い仕事であると言えます。また、クライアントからの期待やプレッシャーも大きいので、自身のメンタル管理にも気を配る必要があるでしょう。ただし、こうしたハードな面がある一方で外資系コンサルは有給消化率が高い業界としても知られています。これは外資系コンサルが実力主義の世界であり「結果さえ出していれば好きなタイミングで休んで良い」という暗黙の了解があるためです。
 

魅力の多い外資系コンサルへの転職を検討してみよう!

外資系コンサルは業界トップクラスの年収や有給消化率の高さが魅力の仕事となっています。昇進による年収アップのペースも比較的早いため「自分の実力でのし上がりたい」という野心を持つ人にとってはおすすめの世界です。転職を考える場合には求められている人物像に自分がマッチしているかどうかや残業時間など、年収以外の面にも目を向けて検討してみましょう。
 

外資系コンサルの求人情報をみる
 

アプリをダウンロード

App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう

メールマガジン登録
転職やキャリアアップで一歩先に行くための情報を受け取ることができます