マネジメント能力を向上させる資格4選!業種・業界別に解説

組織の成果を左右する、重要な役割を果たすのがマネージャーです。マネージャーを目指す人、もしくはすでにマネージャー職に就いている人の中には、スキルを向上させたいと考えている人もいるでしょう。そういう人にとって、資格をとっておくのは有意義なことです。本記事ではマネージャーにはどのようなスキルが求められるのか解説するとともに、業種・業界別にマネジメントを行なう上で必要になる資格4選を紹介します。

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1.マネージャーに求められる能力とは?

  • リーダシップ
  • 組織の現状がどうなっているのかを把握し分析する能力
  • チームメンバーとの積極的なコミュニケーション能力
  • 経営に関する知識
  • スケジュール管理能力

ビジネスにおいて、マネジメントを行なう人のことをマネージャーと呼びます。「ヒト・モノ・カネ」の3種類を管理する職種がマネージャーです。リーダーとマネージャーを混同してしまう人もいますが、リーダーは目標を達成するためにチームを引っ張るのが主な仕事なので、基本的に管理するのは「ヒト」だけになります。マネージャーには様々な能力が求められますが、代表的なものとしてリーダシップが挙げられます。これはリーダーにも求められるものですが、マネージャーは組織が定めた目標を遂行するために、チームの先頭に立ってメンバーをけん引しなければなりません。

組織の現状がどうなっているのかを把握し、分析する能力もマネージャーには必要不可欠です。プロジェクトを進めていると、様々な問題が出てくることがあります。その時、目標を達成するために何が足りないのか、何をすべきなのかを冷静に判断しなければなりません。マネージャーが分析を行った上で、メンバーに的確な指示をすることが求められます。

マネージャーは、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを取ることも必要です。チームメンバーとしっかり意思疎通ができていないと、プロジェクトは上手く進みません。チームメンバー同士が活発に会話を交わせる環境作りをするのも、マネージャーの重要な役割の一つです。その他にも、経営に関する知識やチームメンバーのスケジュールを管理する能力など、マネージャーに求められる能力は多岐に渡ります。

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2.【業種・業界別】マネジメントを行う上で必要になる資格4選

マネジメント能力を向上させるために、資格を取得したいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、マネジメントに関する資格は種類が膨大で、どれを取得すべきなのか迷ってしまいますよね。この段落では、マネジメント能力を向上させたいと考えている人におすすめの資格を、業種・業界別に4つ紹介します。

2-1.1.【IT】PMP

IT業界で役立つ専門的な資格は数多くありますが、マネジメント能力を高めたいと考えている人に特におすすめの資格が、「PMP(Project Management Professional)」です。PMPはPMIと呼ばれるアメリカの非営利プロジェクトマネジメント協会が認定する資格で、取得すればプロジェクトマネジメントについての専門知識や経験を証明できます。また、勉強会やセミナーに参加することで、マネージャー職に就く人達と交流できるため、人脈を広げられるというメリットがあります。PMPの試験は、プロジェクトマネジメントに関する知識だけではなく、マネジメントに対する姿勢なども問われます。試験を受けるためには、プロジェクトマネジメントの経験が最低でも36ヶ月必要です。

さらに、35時間のプロジェクトマネジメント研修を受講することも条件になっています。条件を満たした上で試験を受け、合格すれば資格を取得できますが、永久に効力を発揮するわけではありません。合格後は3年ごとに課題をこなし更新をする必要があるので注意してください。PMPはハードルが高い一面もありますが、世界中で認知されている国際資格です。日本国内はもちろん海外での活躍も期待できるので、頑張って取得する価値はあるでしょう。

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2-2.2.【人事】メンタルヘルス・マネジメント検定試験

仕事をしていると、ストレスや人間関係の悩みで、精神的に参ってしまうこともありますよね。そういった従業員が増えると、業務効率が下がるだけではなく、離職率が上がる原因にもなるので、従業員の精神的なケアが人事部では必須になります。人事部でマネジメントを行なう際に役立つ資格が、「メンタルヘルス・マネジメント検定試験」です。メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、従業員がメンタルヘルスの不調を起こした時に対処をしたり、問題が起こらないように予防したりできるように、正しい知識を身につけるための資格です。

「セルフケアコース」「ラインケアコース」「マスターコース」の3つに分かれており、それぞれ対象者が変わります。セルフケアコースは一般社員と対象としたコースで、自らのストレスの状況や状態を把握できることを目指します。3つあるコースの中では一番難易度が低いコースとなっています。管理職を対象としたラインケアコースは、部下の不調を普段から配慮し、不調があった時には適切な対応ができることを目指すコースで、合格率は50%程度となっています。

部下のマネジメントを行なう機会が多いマネージャーは、基本的にラインケアコースの試験を受けることになるでしょう。経営幹部や人事労務管理スタッフを対象としているのが、マスターコースです。自社の人事戦略を理解した上でメンタルヘルスケア計画を立て、他の専門機関との連携や従業員に対する教育・研修の企画立案、および実施までを手掛けることを目指します。

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2-3.3.【財務・経理】中小企業診断士

財務・経理職の技能を証明する資格は、簿記や税理士など様々ありますが、その中でもマネジメントを行なう際に取得しておきたい資格が「中小企業診断士」です。中小企業診断士は、中小企業の経営課題を診断し、どのようにすべきかアドバイスを行なう経営コンサルタントです。資格を取得するためには、組織運営や人事、法務、財務、会計など、中小企業の経営に関する幅広い知識を学んでおく必要があります。

コンサルタントとして活躍したいという人に人気の資格ですが、自社のマネジメントをする際に役立つ知識が豊富なので、マネージャー職の人も取得しておいて損はありません。中小企業診断士は難易度が高い資格で、合格率は約20%です。試験は年2回開催されており、1次試験に合格した人だけが2次試験を受けることができます。資格取得を目指すには、1200時間程度の勉強時間が必要です。一筋縄ではいかない難しい資格ですが、リターンが大きく将来的な独立や役員への昇進も期待できるので、チャレンジしてみるのもよいでしょう。

2-4.4.【営業】営業士

営業職にも色々な種類があり、それぞれ役立つ資格が変わってきますが、営業職のマネジメントで有効な資格といえば「営業士」が挙げられるでしょう。営業職のマネジメントをする際に必須となる、部下の営業成績を上げる方法を学ぶことができる資格です。営業士は日本営業士会が運営する公的資格で、「初級」「上級」「マスター」の3つのランクに分かれています。初級は営業担当者を対象としたランクで、営業職従事者として必要になる基本的な知識を全般的に理解できているかどうかが問われます。いきなり上級やマスターを受験することはできないため、最初は初級からチャレンジすることになります。上級はマネジメントや営業企画、マーケティングといった応用知識が問われるランクで、一営業担当者ではなく中堅幹部クラスを対象としています。マスターは幹部クラスを対象としたランクです。経営に関する高度な知識や、コーディネート手法などが問われます。

資格でマネジメントスキルを高め組織の成果に貢献しよう

マネジメント能力は、資格の学習を通して向上させることができます。部下とのコミュニケーションが上手く取れない、指示出しが苦手など、課題を感じている人は、自信をつけるためにも資格取得を目指してみることをおすすめします。業種や業界によって必要な資格は変わってくるので、自分に必要なものを適切に選択しましょう。
 

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