求人を検索し、気になる求人に応募しましょう。
いくつかのクリックで適切な候補者が見つかります。
ペイジ・グループではポテンシャルを発揮できる機会を生み出すことで、人生を変えていきます。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何らかの理由で一旦休職した場合、復職のタイミングや手順がわからず二の足を踏んでしまうことがあります。特に休職期間が長期間に及ぶほど、こうした傾向は強まるようです。経済的なこともあるしなるべく早く復職しなければ、でもどうしたらいいかわからない…これは深刻な悩みですよね。そこでここでは、長期の休職状態からの復帰はどのようなタイミングと手順で行えばいいのかについて解説します。
休職期間というのは休暇のように期間が決められているものではなく、いつ復職するのかは自分で決めなくてはなりません。ではその復職時期というのはどうやって決めたらいいのでしょうか。実はここで躓いている人が多くいます。例えば職場環境などに何か問題があって休職したのであれば、その問題が解決したときが職場に戻るタイミングと考えられるでしょう。もし問題がそのままであれば、復職にはリスクと不安が伴うことになります。また、長期休職からの復帰に気まずい思いをする人もいるでしょう。周りに快く受け入れてもらえるのか、仕事のカンを取り戻せるのかといった不安もつきものです。
休職中にこれまでの仕事や自分のキャリアを見直した結果、このまま元の職場に帰ってよいのかと疑問を持つようになる人もいます。また、育児や介護を理由に休職した人の場合は、復職後の仕事との両立も課題になるでしょう。
関連記事:子育てと仕事の両立は難しい?うまく両立させるポイント4つ!
せっかく復職しても、すぐに辞めてしまうケースは少なくありません。特に休職の理由がメンタルの不調だった場合、復帰後の離職率は4割にも上ります。ではなぜ復帰後にすぐ辞めたくなってしまうのでしょうか。その理由について詳しく見ていきましょう。
職場に休職の原因があった場合、復職を成功させることは困難なようです。休職の原因がそのままになっている職場に復帰しても、また同じ結果になるのは目に見えているでしょう。特に、休職するような問題があったにもかかわらず、会社がその解決に動かなかったということで失望や不満を感じ、退職してしまうことも多いようです。中でも深刻なのはメンタルの不調により休職したケースで、復職後1年以内で3割弱、2年以内で4割弱の人が再休職に追い込まれています。
そもそも社員が休職に至るような問題を抱えた職場で、休職中にその問題が解決されるということはあまり期待できないのかもしれません。その場合は早めに見切りをつけ、働きやすい環境の整った職場を探すのが得策です。
関連記事:働きがいとは?働きがいのある会社の特徴や見極め方を紹介
就業中と休職中では、環境ががらりと変わります。一番大きな違いは時間ができることです。就業中は日々仕事に追われて仕事以外のことは考える時間がなかったという人も多いかもしれませんが、休職すれば一気に時間が空きます。特に体や心の病気で休職している人は、ほとんどの時間を療養のために使うことになりますから、忙しく動き回ることもなくゆったりとした時間が過ごせるようになるでしょう。その中で、じっくり自分と向き合い、これまでの働き方や職場環境を振り返り、本当に自分に向いた仕事だったのか、自分に合った環境だったのかと考えることができるようになります。
その結果として、元の職場に戻る以外の選択肢が見つかることもあるでしょう。
休職していた社員が復帰してきた場合、多くの会社では原則として元の職場に戻すことを就業規則で規定しています。ただしこれには例外があります。医師が診断書に異動が必要と明記した場合、あるいは本人が異動を希望した場合です。元の職場に問題があって休職したのなら、別の部署に異動するのは妥当なことと考えられるかもしれません。会社側でそう判断して本人に配慮する形で移動させることもありますが、実はこれが必ずしも本人のためになるとは限らないのです。元の仕事にやりがいを感じていた人にとっては、かえって苦痛でしかないからです。こうした理由で復職後に退職を考えてしまう人も少なくありません。
休職期間がある程度長期にわたる場合、会社は業務を回すために代わりの人を配置します。すると復帰してきたときには、かつて自分がいたポジションはすっかりその人のものになっている、という印象を受けます。つまり自分の居場所がないと感じるのです。むしろ自分より仕事もできるし、皆ともうまくやっている…そんなふうに思うのは耐えがたいことでしょう。
周囲の気遣いもこの場合悪手となります。病み上がりだからと気を遣い、簡単な仕事だけ任せて無理はさせないようにしよう、という態度を取れば、それが悪意でなくても本人としてはいたたまれないでしょう。自分は皆に迷惑をかけている、存在意義がないと感じ、その場から逃れたくなってしまいます。
休職は休暇とは違います。休暇はいつからいつまで休む、ということを自分で決めて許可を取れば良いですが、復職の場合はそうはいきません。会社の休職制度では一定の条件のもとに休職を認めており、復職を認めるか否かは会社の判断に委ねられることになっています。病気やケガで休職している場合は、原則として医師の判断が必要です。本人や会社がもう大丈夫と判断しても、復職後に再発して再休職、ということになりかねないからです。
ただし医師が許可しても会社が拒否する場合もあります。あくまで最終的な決定権は会社にあると覚えておきましょう。また、異動が必要と会社が判断すれば元の職場に戻ることはできません。
復職に向けての準備は、まず本人が復職の意思を示すことから始まります。といっても本人の意志だけで復職を決めることはできません。休職の原因にもよりますが、病気やケガ、メンタルの不調などが原因で休職している場合は、復職可能であるかどうかはまず主治医が判断します。可能と判断すれば診断書を作成し、それに基づいて本人と会社の労務担当者、産業医などが面談します。主治医はあくまで日常の状態から復職可能かどうかを判断しているのであり、実際に職場で仕事ができるかどうかについては産業医の精査が必要です。
会社が復職可能と判断したら、復職後の支援計画を作成し、就業規則に基づいて復職日を決定します。まずは「試し出勤」を短期間行って元のように働けるかどうかを確認し、本人も生活リズムと体力の回復に努めます。その結果を見て最終的な復職の判断がなされますが、職場復帰後も会社によるフォローアップは必要です。
休職中に自分を見つめ直した結果、転職を考える人もいます。休職中は時間があるのですぐにも転職活動を始めたくなるところですが、これはあまりおすすめできません。休職の理由や復職しない理由について応募先に疑念を持たれてしまいますし、心身の理由で休職しているなら今は療養に専念すべきとして採用を見送られることもあるからです。従って、転職活動を始めるなら復職後がベストなタイミングです。「休職」は履歴書に書く必要がないので、通常通りの転職活動ができます。また、退職後に転職活動をするなら、休職の理由を交えて退職・転職の理由を明確に述べることができるでしょう。
ただ退職前に転職活動を開始する場合、時間が足りないのが悩ましいところですね。そんなときは、転職エージェントの手を借りるのがおすすめです。
休職後の転職は、通常の転職とは求めるものが異なります。元の職場に問題があって休職し、その問題が解決されないので退職するわけですから、「問題の解決」が転職先の職場に求めるものとなります。
例えば、メンタルの不調で休職していたなら職場のストレスが問題だったわけですから、次の職場は心身に余裕を持って働けるところが良いでしょう。人間関係で悩んでいたなら、そういったわずらわしさのない職場を選びたいものです。キャリアアップで頭打ちを感じていたなら、キャリアアップの可能性がある会社を選ぶのが良いです。このように自分の抱えていた問題をよく見極め、無理なく働ける環境を選ぶようにしましょう。
関連記事:キャリアチェンジを成功させるための5ステップ
休職からの仕事復帰は、元の職場に戻る以外に転職という選択肢もあります。休職中に自分のやりたいことを洗い出しておけば、転職活動もスムーズです。転職活動を始めるに当たって不安や悩みのある人は、マイケル・ペイジのコンサルタントに気軽に相談してみましょう。相談者一人一人のニーズに寄り添い、手厚いサポートをしてくれるので安心です。
コンサルタントに相談する
求人検索はこちら