在宅勤務による運動不足!リスクや解消する方法を紹介

2020年1月から始まり、あっという間に世界中に広がった新型コロナウィルスの蔓延によって、企業は在宅勤務やテレワークを推奨するようになりました。感染防止には一役買っている在宅勤務ですが、運動不足を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、在宅勤務が原因で起きる運動不足とその解消法をご紹介していきます。
 

1.在宅勤務をすると運動不足になるのはどうして?

まずは、在宅勤務によって運動不足に陥ってしまう原因をご紹介します。会社まで通って仕事をする場合とは決定的に異なることがいくつかあるようです。

1-1.通勤による運動がなくなる

通常、電車やバスを利用して通勤をする人は駅やバス停まで歩いたり、階段を上り下りする必要があるでしょう。しかし、在宅勤務では人によっては部屋から一歩も動くことなく、仕事を始めることが出来ます。通勤のために歩くことが習慣になっている人は、それが運動の一環になっていますが、在宅勤務の場合にはその運動が一切なくなってしまいます。通勤がなくなれば、時間のロスを減らすことできるというメリットもありますが、その反面、デメリットとして運動不足につながります。このように、在宅勤務によって通勤による移動や運動がなくなることにより、1日に必要な歩数や運動量が減少し、それが原因で体の消費エネルギーも比例して減ることになるのです。

1-2.座りっぱなしの時間が長くなる

会社にいる場合には上司や部下とのやり取りで席を移動したり、会議のために会議室等に移動するようなこともあるでしょう。ところが、在宅勤務はデスクワークとの相性が良く、パソコンの前で座ったまま上司への報告や会議などを行うことが可能です。このように、ほとんどの用事を座った状態のまま済ませることが出来ますので、運動不足へとつながってしまいます。他にも、会社なら休憩時間に食堂や近くのコンビニなどに立ち寄って、昼食を購入することもあるでしょう。しかし、在宅勤務の場合には家にある食べ物で食事を済ませることもできます。それもまた歩く回数が減り、運動不足に繋がる要因と言えます。
 

2.運動不足がもたらすリスクとは

通勤せずに済む便利な在宅勤務ですが、運動不足に陥りやすいのも事実です。では、運動不足が体にどのようなリスクをもたらすのか知っておきましょう。

2-1.体重の増加や筋肉量の低下

在宅勤務では、色々な場所に歩いて移動することが大幅に減少します。ある調査によると、通常の勤務の人が在宅勤務に切り替えたことにより、1日の歩数が約30パーセントも減少したというデータがあるほどです。このように、運動量が減ってしまうと体のエネルギー消費量が減少します。その結果、体重増加などの異変が起こり始めるのです。

体重が増加して体に良い影響はありません。肥満になると心臓にも負担が掛かるほか、メタボリックシンドロームや生活習慣病のリスクが高まります。そして、人間は体の使わない部分から衰えていくという傾向があります。ウォーキングや体操などで足腰や体全体を動かしていないと、やがて筋肉量が徐々に低下していきます。その結果、いつも以上に疲れやすくなったり、姿勢が悪くなるなどの悪影響が出てくるのです。

2-2.メンタルへの影響

運動不足がもたらす悪影響は肉体的な不調だけではありません。在宅勤務ではパソコンを利用することも多く、比較的脳を使う作業が多いでしょう。しかし、その作業では脳は疲れても体が疲れていないため、心身のバランスが崩れやすいという症状も起きやすくなります。ましてや自宅にこもりきりで、太陽光を浴びる機会も少なくなることにより、精神を安定させる働きがあるセロトニンが分泌されにくくなります。その影響で、気分の落ち込みや不眠などの症状が出ることもあります。
 

3.在宅勤務の運動不足を解消する方法

運動不足が続くと、心身ともに不調をきたしてしまいます。それを防止するためには適度な運動が必要であることは言うまでもありません。快適で健康的な在宅勤務をするためには、どのような運動方法が効果的なのでしょうか。

3-1.ストレッチや筋トレをする

在宅勤務による運動不足解消には、手軽にできるストレッチが効果的です。ストレッチであれば室内でできますので、天候に関係なく運動不足解消に役立ちます。ストレッチ体操を行うメリットは、筋肉をほぐすことにあります。パソコンの前で長時間にわたって同じ姿勢を続けることにより硬くなってしまった筋肉を、ストレッチによってやさしくほぐすことが出来ます。特に首や肩、腕や腰などパソコン作業で硬くなった箇所をまんべんなくほぐすようにしましょう。他にも、無理のない程度で腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの筋トレをすれば、代謝が高まります。座ったままの作業を続けると、足腰の筋肉が衰えます。筋トレはそれを防止することにもつながるほか、生活習慣病予防も期待できます。

3-2.ウォーキングや散歩をする

室内でできるストレッチや筋トレと同時進行で行いたいのが、ウォーキングです。ウォーキングは、仕事を始める前の気分転換に行ったり、昼休みの買い物時や仕事後など自分の好きな時間に出来るのがメリットです。できれば目標となる歩数を決めて始めると効果的です。例えば、1日1万歩や1日1時間のように、あらかじめ決めて行いましょう。そして、ウォーキングはストレッチと違って屋外に出るため、気分転換にもつながります。

歩きながら新しい発見をする楽しみも生まれますし、知人や友人などに道端で会った場合には会話をすることもできます。在宅勤務では人とのつながりが薄くなりがちですので、外に出て誰かと会話をすることはとても貴重な体験と言えるでしょう。さらに、日光を浴びることによってメンタルヘルスにも良い影響が及びます。そのため、毎日30分程度のウォーキングを習慣付ければ、運動不足はかなり解消されますし、すっきりした気持ちで新たな仕事に取り組むこともできるでしょう。

3-3.立ったまま作業してみる

パソコンを使った仕事は、基本的に椅子に座って行います。長期間座りっぱなしだと筋肉が固まって疲れやすく、痔にもなりやすくなります。そこで、効果的なのがスタンディングデスクを利用して、立ったまま作業するという方法です。それによって、座りっぱなしを防ぐことが出来ます。立ちながらの作業は一見大変そうに感じますが、立つことによって無意識に体の筋肉を使えるようになります。さらに、立っていると眠くなりにくく、作業に集中しやすくなるというメリットもあります。
 

4.適度に運動すれば仕事の生産性が高まる!

在宅勤務での運動不足の結果、さまざまな体の不調が起こります。肉体面では筋肉の衰えや肥満、痔や生活習慣病などです。精神面では、不眠症状や気分の落ち込みなどが挙げられます。このような肉体的や精神的不調が起きると、業務の生産性が低下してしまうことになりかねません。これでは、せっかくの在宅勤務もあまり意味がないものになってしまうでしょう。それを防止するためには、適度な運動が一番効果的です。

適度な運動をすれば、血行が促進されます。そして、体の機能も高まり、体調が良くなっていくでしょう。特にウォーキングは爽快感も得られますし、集中力も高まります。運動をすれば、心身のモチベーションアップにつながり、仕事へのやる気も格段にアップします。もしパソコンの前に座って心身の不調を感じたら、ほんの数分で構いませんので軽い運動を実行しましょう。
 

健康を意識しながら在宅勤務をしよう!

在宅勤務でパソコンの前で仕事に集中していると、いつの間にか時間を忘れてしまいがちです。空腹になれば食事をして、疲れを感じたら休憩をしますが、意外と忘れがちなのが運動ではないでしょうか。同じ姿勢が続きがちな在宅勤務では、適度な運動がとても大切です。仕事と食事、休憩と同様に適度な運動を忘れないように心がけましょう。

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