仕事において心と身体の健康に気をつかうことの重要性は、かつてないほど明らかになっています。私たちはコロナの影響で通常とは異なる環境で仕事をこなすことになりました。在宅勤務を行っている場合は、同僚と直接のコミュニケーションがない環境で働くことになり、また仕事中も一緒に暮らす家族に気を取られることもあります。

心身の健康やポジティブな考え方を身につけることは大切であり、世界的に見ても個人的に見ても、困難な時期であればなおさらです。筑波大学の調査によると、日本では7,300人以上の回答者のうち80%がコロナによってストレスを感じていると回答しており、仕事と心身の健康の関係性はこれまで以上に重要なものとなっています。

これらは、すぐにできる行動で、現状に対する見方を変えることができます。そして、日常生活が戻った後も、これらの行動を日常的に行い、全体的なウェルビーイング (幸福感)を高めてください。
 

まずは、一歩ずつ前進する

新しい習慣を身につけるのは簡単なことではありませんが、心の健康に焦点を当てるといっても、今までやっていたことを全面的に見直す必要はありません。例えば、同僚にメールをして様子を伺ったり、30分ほど外を散歩したりと、小さなことから始めることができます。テクノロジーから離れて読書や音楽を聴く10分間でも、充電されたように感じることができます。ここでは、仕事に関連してあなたの心の健康にプラスになることをいくつかご紹介します。
 

・同僚に声をかける

孤独感は、最近の多くの人にとって現実的な問題です。日本人成人の孤独感とCOVID-19予防行動に関する研究では、41.4%以上の人が孤独を感じていることが報告されています。自宅で仕事をしているときは、同僚に声をかける努力をしましょう。仕事の話ばかりしていてはいけません。一緒に達成したことを祝ったり、週末の予定を共有したり、メッセージを送ってお互いの様子を確認しましょう。 今まで以上に、このようなつながりがオフィスでの幸福感を高めるために必要です。

・仕事とプライベートの間に境界線を引く

自宅で仕事をしていると、仕事と余暇の境界線を引くのがさらに難しくなります。家で仕事をするときにヨガパンツを履くのが快適だと感じても、それはやめましょう。いつもの仕事着に着替えましょう。そして、仕事が終わる時間になったら、家で着る服やレジャー用の服に着替えましょう。スケジュールを作成し、昼食と休憩の時間を決めておけば、午後4時にランチを食べるような面倒なことにはなりません。そして、「帰る」時間になったら、コンピューターをシャットダウンして、仕事場から離れます。

・整理整頓をする

スケジュールを作り、それを守りましょう。仕事の場合は、大きなプロジェクトのために時間を確保し、開始時間を具体的に設定します。また、生産性を最大限に高めるために、1日のスケジュールを立てましょう。午前中の方が仕事がはかどるという人は、朝一番に2時間、午後の遅い時間に数時間、集中して仕事をするようにするといいでしょう。

・エクササイズの時間を確保する

どんな方法でもいいので、気持ちよくエクササイズする時間を毎日確保しましょう。1日30分の運動は、あなたの健康、考え方、幸福感に大きな違いをもたらします。できれば、外に出て散歩やジョギング、ランニングをしましょう。できない場合は、自宅で簡単な運動をしましょう。数時間おきに腕立て伏せをしたり、音楽をかけてリビングで20分間のダンスパーティーをしたりしましょう。ご覧のように、運動は計画的でなくても、激しいものでなくても構いません。ただ動けばいいのです。

・ニュースを消す

情報を得ることは大切ですが、24時間絶え間なく情報が飛び交うのは精神衛生上よくないことを覚えておいてください。必要な情報を得られるようにニュースを選別し、それ以外の情報はカットしましょう。


時代に合ったポジティブマインドセット

ポジティブな考え方は健康と密接に関係しており、困難な状況にあってもポジティブな考え方を維持することが重要です。そもそも、ポジティブな考え方とは何でしょうか?そもそもポジティブな考え方とは何かというと、何もかも無視して「大丈夫」と言うことではありません。うまくいっていないことを受け入れ、うまくいっていることに目を向けることです。ここでは、ポジティブな考え方を身につけるために役立つことをいくつかご紹介します。

・毎日、感謝のリストを作る

朝か夜に、自分が感謝していることを3つ挙げてみましょう。すべてがうまくいっていないときには、感謝の気持ちを見つけるのは難しいかもしれませんが、探せば探すほど、感謝すべきことが見つかるはずです。

・ポジティブな面を探す

感謝の気持ちと同じように、どんな状況でも良い面を探しましょう。例えば、自宅で仕事をしていると、家族と過ごす時間が増えるかもしれません。外出できないことを気にするのではなく、家族との時間を楽しむことにエネルギーを注ぎましょう。

・グロース・マインドセットの導入

グロース・マインドセットとは、とは、常に成長と学習の余地があるという考え方です。これは、常にスキルを上させ、予測できなかった新しい道に進むための方法を見つけることです。コロナの影響で家にいる時間が多くなった分、オンラインクラスなどで今まで興味を持っていたけれどなかなか挑戦できなかったことをやってみることで心が明るくなることもあるかもしれません。


企業からのサポート「従業員支援プログラム(EAP)」

転職を検討したり、給与アップの交渉をしたりする際には、給与やボーナス、有給休暇などの金銭的なメリットが常に重視されます。しかし、現在のような困難な状況に置かれると、金銭以外の福利厚生の重要性が浮き彫りになります。見落とされがちなのが、メンタルヘルス対策として導入されている「従業員支援プログラム(EAP)」です。

従業員支援プログラム(EAP)は、組織によって様々な形態がありますが、いずれも専門家によるカウンセリングを通じて、従業員の個人的な問題に対する心理的・精神的なサポートを行うものです。もしあなたの会社にEAPがあるかどうかわからない場合は、人事部に連絡して、あなたが活用できるプログラムを調べてみてください。
 

ハッピーワーク、ハッピーライフ

職場で心身の健康を保つことの重要性は今に始まったことではありません。専門家は何十年も前から、特に職場での燃え尽き症候群の増加に伴い、社員の心身の健康について優先的に取り組む必要があると言ってきました。特に職場での燃え尽き症候群の増加に伴い、優先的に取り組む必要があると言われています。職場に戻ってからも、長期的な健康と幸福のために、ここで培った習慣を維持してください。
 

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