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国内の企業では面接でマナーを重視されることが多いですが、外資系企業などでは、採用選考の前段階としてカジュアル面談が良く実施されています。日本ではあまりなじみがないため、外資系企業に応募するときには不安に感じる方もいるでしょう。こちらでは、カジュアル面談とは何か、一般的な面接との違いや注意点などについて解説していきます。
カジュアル面談とは、その場で成否を決めるのではなく、企業と転職希望者が双方をよく理解するために情報交換をすることを目的とした交流です。基本的には、企業の人事担当者と応募者が1対1で面談を行い、企業側は応募者の経歴や応募の動機などを聞き取り、応募者は企業の在り方や社風、力を入れている事業などについて質問をします。カジュアル面談は、リラックスしながらフランクに対話するスタイルが特徴で、服装も堅苦しいものではなく、また社内に限らず喫茶店やオンライン上などで実施されることもあります。気軽な雰囲気で会話をすることで、お互いについて理解を深め、ミスマッチを防ぐことを目的としています。採用選考の前段階として実施されることが一般的です。カジュアル面談は外資系企業やベンチャー企業、エンジニアの採用などでよくみられる制度です。
カジュアル面談をすると言われても、どのようなものかが分かりにくいという人もいるでしょう。以下に、カジュアル面談と一般的な面接でどのような違いがあるのかを見ていきます。
カジュアル面談では、一般的な面接で着用するようなスーツではなく、カジュアルな服装が推奨されます。ただし、服装を自由とするケースもあれば、オフィスカジュアルを意識した服装を指定されるケースもあります。
一般的な面接は、企業が転職希望者を評価して合否を決める場です。しかし、カジュアル面談は採用の合否を基本的に判断せず、企業と転職希望者が意見交換をする場であることが大きな違いとなります。企業にとって望ましい意見であっても、また、そうでなくても、カジュアル面談自体はお互いを知るための場であり、採用の選考や合否判定は通常行われません。もちろん、極端にマナー違反をしている場合などは例外ですが、合否を気にせず企業と意見交換ができる貴重なチャンスです。
一般の面接では、履歴書や職務経歴書などを作成して提出しなければならず、手間がかかります。しかし、カジュアル面談は正式な選考の前段階で実施されるものですので、基本的にこれらの書類を用意する必要はありません。もちろん、企業側から提出を求められた場合にはきちんと用意する必要がありますが、通常の面接よりも申し込みがしやすいです。
カジュアル面談の主な目的は、応募者の合否を決めることではなく、相互理解を深めてミスマッチを防止することです。実際に働いたときに社風や働き方が合わなければ、また短期間で転職をすることにもなりかねません。そのため、正式な選考の前に企業と転職希望者が直接会話をする機会を設けることで、お互いの相性を判断できるとしてカジュアル面談が取り入れられています。カジュアル面談では、一般の面接では聞きにくいような社内の雰囲気やお互いの価値観などを話し合うことができるため、求人情報や企業のサイトだけでは分かりにくい内情をある程度知ることが可能です。そして、お互いの相性を判断してから正式な選考に進みますので、早期退職を回避することにもつながるのがメリットです。
カジュアル面談は、一般的な面接とは流れが異なります。企業にもよりますが、カジュアル面談はSNSなどで企業から案内が来るか、自分で応募するかのパターンがほとんどです。そして、ある程度しっかり話し合うため、面談は30分~1時間程度の時間をかけて行われることが多いです。面談の内容も企業によって異なりますが、一般的には自己紹介をしたのち、企業から会社についての説明を受けたり応募者について質問をされたりします。その後、転職希望者から企業について質問をしたり、希望を伝えたりするのがおおよその流れです。企業側からの質問と言っても、スキルや志望動機などの質問は少なく、自身の価値観や働き方に対する姿勢などを確認する内容が多い傾向です。
カジュアル面談を実施した後の流れは、いくつかのパターンに分かれます。一般的には、企業から選考に対する具体的な案内をされるケース、企業からの連絡を受けて応募を希望する場合にはそのまま選考へと進むケース、特別な選考への参加を案内されるケースの3つです。特別な選考とは、書類選考なしで一次面接に進めるなど、通常の選考よりも条件が良い選考のことで、カジュアル面談で高く評価された場合などに案内されます。
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カジュアル面談で合否を判断しないとはいえ、やはり企業に良い印象を残しておきたいものです。以下に、好印象を与えるためのポイントについてご紹介していきます。
いくら正式な面接ではないとはいえ、話をする企業の基本的な情報については頭に叩き込んでおく必要があります。生の声を聞くことができる滅多にない機会だからこそ、基本的な情報を踏まえて調べても分からなかった点、特に深堀りして聞きたい点などを質問すると良いでしょう。調べておきたい情報としては、企業理念や設立年、資本金や売上高、今後展開する予定の新規事業などが挙げられます。これらは企業のホームページなどで確認できることが多いので、わざわざ質問すると勉強不足と受け取られかねません。
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聞きたい内容があっても、面談の際に緊張して質問が思いつかなかったり、聞き漏らしたりする可能性があります。そこで、自分が気になる点については事前に質問リストを作成し、時折それを確認しながら話を聞くのも良いでしょう。メモを見ながら話を聞くのは面接ではおすすめできませんが、カジュアル面談では受け身に徹するよりも、企業を理解しようとする姿勢をアピールできるというメリットがあります。また、気になることを漏らさず質問できるため、より充実した時間になるでしょう。
カジュアル面談では、打ち解けて話をする際にも社会人としてのマナーは必要です。以下に、カジュアル面談における注意点を見ていきましょう。
カジュアル面談の基本的な服装は、オフィスカジュアルです。服装自由となっていても、ラフすぎる服装は避けて清潔感のある上品な服装を意識しましょう。シャツに膝下のスカートやパンツ、ジャケットのコーディネイトが無難ですが、Tシャツにジーンズの組み合わせでも問題ない企業もあります。どの程度の服装にすれば良いのか、不安がある場合は前もって企業に確認しておきましょう。
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カジュアルな面談とはいえ、社会人としてのマナーや言葉遣いは見られています。くだけすぎるような口調は避け、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。また、現職・前職の悪口を言わないことなどは基本中の基本です。雰囲気はカジュアルでも、相互理解を深めるための面談であることを意識して、雑談ばかりではなく、企業について有益な情報を得られるような話をすることもポイントです。
カジュアル面談は一般的な面接とは異なり、正式な選考の前に企業と転職希望者の相互理解を深めるために行われるものです。企業の雰囲気や自分との相性を入社前に確認できる貴重な機会ですので、興味のある企業で行われるのなら、参加してみるのがおすすめです。その際は、好印象を与えるポイントや注意点などを理解して臨むようにしましょう。
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