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就職・転職の採用試験ではしばしば「キャリアプラン」について聞かれることがあります。キャリアプランとは「仕事の上で自分がなりたい理想像に至るまでの行動計画」を指す言葉です。一見難しそうなワードですが、前もって答え方を考えておけば採用試験も怖くありません。今回は特に外資系企業の面接で聞かれがちなキャリアプランについて対策方法を解説します。
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企業が応募者のキャリアプランについて面接で掘り下げるのは、いくつかの理由があります。例えば「入社後のミスマッチ防止」がその1つと言えるでしょう。応募者が綿密なキャリアプランを練っていたとして、重要なのはそれが自社で実現可能であるかどうかです。自分が望むキャリアプランを叶えられない企業では、せっかく入社した従業員が早期退職に踏み切るリスクがあります。入社前に自社とのマッチングを見極めることで、お互いの損失を予防できるのです。
キャリアプランは「応募者が将来について真剣に考えていることを確認する」という意味で聞かれることもあります。将来の目標をしっかり見据えている人は仕事に対して意欲的に取り組んでくれるため、企業としては積極的に採用したい人材なのです。また、キャリアプランは大きな目標を掲げていればそれで良いという訳でもありません。そのキャリアプランが現実的であるか、実現に向けてどのような取り組みやプロセスを想定しているかをチェックして応募者の計画性・実行力を見極めています。
キャリアプランは将来に直結する計画なので、自分の気持ちと向き合いながら論理的に組み上げていくことが大切です。まず最初に、これまでの人生を振り返って自己分析することから初めてみましょう。どんな時にモチベーションが上がったか・喜びを感じたかを紙やメモ帳など目に見える形で書き出してみてください。対象とするのはプライベート・仕事・学生生活など何でも構いません。書き出した内容に共通点が見出せれば、それが「自分が本当にやりたいこと」です。
次に、自分が理想とするキャリアや働き方について考えてみてください。例えば「海外でITコンサルタントとして働きたい」「完全在宅で英語を活かして働きたい」など、具体的なイメージを持って目標を立てるのがポイントです。遠い未来のことよりも、5~10年後の自分がイメージしやすいでしょう。理想像が固まったら必要なスキルや経験を確認して、現在の自分に足りないものを補う取り組みを考えます。どんなキャリアを歩んで行けば理想を実現できるか、途中経過を踏まえながら筋道立てて計画してみてください。
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面接でキャリアプランについて回答する際は、いくつかポイントを押さえておくことで採用担当官からの印象が良くなる可能性があります。内定の確立を底上げするために、ここではそのポイントについて詳しく見ておきましょう。
先に述べたように、面接において応募者のキャリアプランは「企業とのマッチング」を見極める重要な要素です。ただ自分の希望を述べるのではなく、応募先企業と自分のキャリアプランをマッチさせることを意識しましょう。応募者が抱いているキャリアプランと自社の展望が合致していれば、企業はその応募者を「自社に貢献してくれる人材」であると評価してくれる可能性が高いです。また、「自社についてしっかり調べている」という印象にも繋がるため志望度の高さもアピールできます。そのためには応募先企業の会社説明会やOB訪問などを積極的に活用して、集めた情報を基に企業の展望を予想しましょう。面接までに企業研究を徹底しておくことが大切です。
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面接では採用担当官に信用してもらうことが重要であり、自分の言葉に説得力を持たせる工夫が求められます。ここでのコツは「具体的な数字を話に盛り込むこと」です。例えば入社3年後・5年後・10年後くらいの間隔でそれぞれどのような姿を目指しているかを述べると、キャリアプランについて本気で考えている姿勢が伝わります。自分がどのように成長していくかをアピールすれば、採用担当官も興味を持って耳を傾けてくれるでしょう。「営業成績〇位以内」「顧客〇人」など、業務上の目標を数値化するのも効果的です。キャリアプランに数字を絡めると、自分も採用担当官も入社後の活躍をイメージしやすくなりますよ。
採用試験では体裁を取り繕う応募者がふるいにかけられるため、自分のキャリアプランが口先だけのものではないと証明することが重要です。目標や意欲のアピールに加えて、その目標に向けて実際に行動している事実を伝えるとキャリアプランへの信用度が高くなります。ポイントは「大きな取り組みよりも小さな努力の積み重ね」をアピールすることです。現実的な取り組みを継続していると伝えることで、話に説得力を持たせられます。例えば「毎日欠かさず語学を学習している」「資格取得の勉強を続けている」などがその一例です。ここで嘘をついてしまうと後々トラブルの原因になり兼ねないので、本当に取り組んでいることを盛り込んでください。応募から面接までの間に取り組み始めたことでも問題ありません。
面接は自分の声と言葉で採用担当官へアピールできる唯一の場です。キャリアプラン1つを取っても印象が大きく変わるため、効果的な答え方を把握しておきましょう。まず面接でキャリアプランについて聞かれたら、将来なりたい姿を簡潔に述べることを心がけてください。「結論から先に伝える」のが話を分かりやすくするポイントであり、根拠や補足は後から付け足します。
次に、「目標を実現するための計画」と「達成に向けて取り組んでいる努力」を伝えましょう。なるべく具体的な内容が望ましいですが、あれもこれも情報を詰め込むと論旨がぼやけてしまう可能性があります。あくまで相手にわかりやすい内容を心がけて、事前に話を整理しておくと安心です。面接で聞かれるキャリアプランの代表的な質問には次のようなものがあるので受け答えの参考にしてみてください。
上記のように、キャリアプランに関わる質問には必ずしも「キャリアプラン」という言葉が使われるとは限りません。質問内容を正確に読み取って、キャリアプランについて問われているものを見極めましょう。また、答え方のテンプレートを1つ提示するのでアレンジの土台として参考にしてみてください。「最初に結論」「目標達成の計画」「実際の取り組み」の3点がポイントですよ。
「私は御社が注力している海外事業に携わり、将来は海外営業のプロになりたいと考えています。そのためにまずは国内営業でたくさん経験を積み、ノウハウが貯まる5年後を目処に海外での営業を始めたいです。10年後には海外営業部門の管理職として働くことを目指しています。目標の実現に向けては、現在TOEICや英検1級の受験を視野に入れて英語の勉強中です。」
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キャリアプランについての受け答えではうっかりミスしやすいポイントもあるので、予め注意点として把握しておくと面接当日も安心です。例えばキャリアプランの質問において「プライベートを重視した回答」は避けるのが基本です。プライベートの充実は仕事のパフォーマンスに大きく影響する要素ですが、キャリアプランの質問ではあくまで「仕事上での将来設計」が問われています。質問の趣旨から逸れないよう、ビジネスとしての考え方に重きを置いた答え方を心がけましょう。
「実現が難しいキャリアプランにしない」というのも大切なポイントです。目標が高過ぎて実現不可能なキャリアプランを提示すると、自分を客観視できていないと判断される可能性があります。前述のようにキャリアプランには説得力を持たせることが肝要なので、自分のスキル・能力や実際の取り組みで実現可能な範囲のキャリアプランを設計してみてください。また、企業は採用試験において「自社で長く働いてくれる優秀な人材」を欲しがっています。「退職・リタイア・転職を前提にしたキャリアプラン」は自社を踏み台にしていると判断され兼ねないので要注意です。応募先企業の中で実現できるキャリアを意識しながら計画を練るようにしてください。
面接で「将来の理想像」をしっかり見据えたキャリアプランを提示できれば、「成長意欲や計画性が高い人材」として評価してもらえる可能性がグッと高くなります。キャリアプランの構築は採用試験に限らず、自分が仕事に身を投じる上でもモチベーションの原動力となる大切な要素です。本稿を参考にして、外資系企業などの面接でよく聞かれる「キャリアプラン」への答え方を対策しましょう。
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