転職活動に必要な書類のひとつに職務経歴書があります。新卒時の就職活動とは違い転職活動では、職務経歴書に記載する内容が書類審査を通過する重要なカギをなるのです。特に外資系企業では採用ポジションに適した経験やスキル、英語力が重要となります。ここでは、職務経歴書に記載する具体的な書き方を紹介するとともに、重要なポイントなどについても解説していきます。
 
改めて履歴書と職務経歴書の違いについて
多くの人がアルバイトや就職活動の経験から、職務経歴書より履歴書の方に馴染み深さを感じていることでしょう。履歴書と職務経歴書の違いは役割にあります。履歴書はその人の学歴や職歴などの概要を記載し、通勤可能なエリアに住んでいるかなどの基本情報を記載します。基本的には採用担当者や人事部門が目を通し、応募者のプロフィールを確認する書類です。一方で職務経歴書はこれまでどのような仕事をしてきたのかという業務経験と、どんなスキルを持っているのかなどを具体的に記載する書類となります。入社後に仕事で活かせる知識やスキルが記載されていることから、基本的には応募したポジションの上司やメンバーが目を通す書類だといえるでしょう。
 
外資系の転職における職務経歴書の書き方
初めて転職活動をする場合は職務経歴書に馴染みがなく、実際にどのようなことを記載すればよいのかなど書き方がわからないかもしれません。ここからは、初めて書く人でもわかりやすく職務経歴書の書き方を解説していきます。
 
要約
一般的に職務経歴書の冒頭には職務要約を記載します。多くの職務経歴書のテンプレートにも冒頭には職務要約という欄があるのです。要約とはその名の通り職務経歴の要点を簡潔にまとめたものです。その人の社会人として、今まで歩んできた流れで最初に入った会社から現在までの大まかなあらすじをいいます。この職務要約は職務経歴の冒頭にあるため、とても大切です。多くの企業の採用担当者や人事担当は、忙しい合間をぬって書類選考や面接をおこないます。そのため、応募者が多い場合は書類の冒頭に目を通してから、詳細まで読むかを判断することも現実にあるのです。
したがって要約といえどもきちんと書く必要があります。具体的な書き方は、職務要約は全体的に経歴の概略を含めて3行から5行にまとめて記載しましょう。要約ですので簡潔さが重要となります。そして、この3行から5行のなかに何の部署でどのような役職で、どういった業務に携わってきたのかを記載します。さらに、自身の経験が採用ポジションに、いかに適しているかを端的にPRするとよいでしょう。
 
資格
職務経歴書の資格欄にはこれまで取得した資格を記載するのですが、これまで取得したすべての資格を記載する必要はありません。資格を多く取得している人にとっては、すべて記載して努力をアピールしたいところですが採用担当者にとって最も知りたいのは、採用ポジションに活かせる資格の有無です。多くの記載があると余計な情報で埋もれてしまうので、採用ポジションに関する資格のみを記載することをおすすめします。
また、記載する資格名は正式名称で記載するのが基本です。例えば、一般的な自動車の運転免許を記載する場合「普通自動車免許」とは書かずに「普通自動車第一種免許」と記載し、乗客を運ぶ目的のため(タクシーなど)の運転免許を持っている場合は「普通自動車第二種免許」と記載します。また、取得年月日は、和暦・西暦を履歴書と揃えて記載するのが基本です。
 
職務経歴
職務経歴欄には在籍した期間と会社名、配属していた部署や役職。さらには、職務内容や携わったプロジェクト、実績などを書きます。実績は直近のものが一番評価されやすいため、直近のものから時系列に記載するのが基本です。多く書きすぎるとセールスポイントがぼやけてしまうため、最大でも2ページ程度にまとめるとよいでしょう。また、必要最低限の内容のみを書くようにし、採用ポジションに合わない経歴は記載しないことをおすすめします。
 
技能・特技
職務経歴書の技能・特技欄には余計な情報で埋もれてしまわぬように、採用ポジションに関連する技能や特技について記載します。また、採用担当者が読みやすいように箇条書きにするとよいでしょう。技能や特技の名称のみを箇条書きにするのではなく、常にスキルアップし続け向上心の高い人間だということが伝わるように書きます。
 
自己PR
多くが職務経歴書と一緒に履歴書を提出します。履歴書にも自己PR欄があるため職務経歴書の自己PR欄には、履歴書では書ききれなかった思いや注目してほしいキャリアや実績などを記載します。また、応募する企業のプロダクトやサービスについて自分なりに課題などを分析し、自身の経験や採用ポジションに活かせそうなスキルなどを書くとよいでしょう。内容をグルーピングしたり見出しをつけたりすると見やすくなります。
 
外資系転職向けの職務経歴書で押さえるべきポイント
ここからは外資系企業への転職に向けて職務経歴書を書く際に意識するべきポイントや、必ず記載すべき内容について解説していきます。
 
業務内容について
職務経歴書の業務内容について書くうえで押さえるべきポイントは、まず必ず応募するポジションにまつわるキーワードを含めます。採用ポジションに関するキーワードを含めないと、採用担当者が募集している人材と選考する人物が合致するかを、イメージすることができないからです。次に、採用ポジションでおこなう実際の業務に関連する業務経験を中心に記載します。それ以外の業務経験を多く記載してしまうと、余計な情報で重要な項目が埋もれてしまうからです。また、業種が大きく異なる場合は、他の業種の人が見てもわかりやすいように書くことが大切となります。
実績について
職務経歴書に記載する実績についてはどのようなプロジェクトで、どんな役割を担い、どのような成果が出たのかを定量的に書くことが大切となります。外資系は特にきちんとしたデータが重要となるからです。例えば、マネジメントの場合はメンバーの人数なども記載し、営業の場合は売上数値なども書くとよいでしょう。また、採用ポジションでの再現性がある実績を記載することも大切となります。
 
活かせる知識や経験について
外資系の企業へ転職する際、職務経歴書の活かせる知識や経験についての欄は、即戦力としてすぐに成果を出せることが伝わることを中心に書きます。外資系企業は転職の場合、特に即戦力を求めているケースが多いからです。資格などがあればわかりやすいですが、無い場合でもワードやエクセル等を記載するとよいでしょう。また、デザイン系ならばフォトショップ、エンジニア系であれば開発言語等を書くことをおすすめします。
外資系企業への転職で職務経歴書の重要性
外資系の企業は中途がメインとなり、即戦力を求めていることが多いです。また、ポジションごとに求めるスキルが細かく指定されていて、スペックに合致しない候補者を採用することはありません。したがって、職務経歴書が重要となるのです。毎日多くの応募があり候補者の書類をひとつひとつ時間をかけて読むこともありませんので、職務経歴書は丁寧にわかりやすく書きましょう。

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