派遣社員として働く前に、派遣先の企業と顔合わせという面談が行われるケースがあります。この顔合わせでは、企業側から派遣社員のやる気や仕事に活かせるスキルなどを確認する質問がされます。過去の職歴をアピールできるように、しっかり対策することが大切です。ここでは、派遣の顔合わせでよく尋ねられる質問と回答のポイントを紹介します。
 

1.派遣の顔合わせとはどのようなもの?

労働者派遣法により、派遣先の企業が派遣社員を面接することは禁止されています。派遣社員は派遣会社に雇用されているため、派遣先の企業が選考すると二重雇用になる可能性があるからです。しかし直接話さないと、企業側はどのような人が派遣社員としてくるのか、派遣社員側はどのような企業で働くのか分からず、お互いにとって良くない結果になるかもしれません。企業側が求めているスキルを持ったスタッフが来なかった、派遣社員が希望する仕事と実際の業務内容が異なるといったトラブルが発生するケースも考えられます。

そういったトラブルを防ぐために、派遣社員の担当者と一緒に企業に訪れ、顔合わせという面談が実施されることが多い傾向にあります。派遣の顔合わせではスキルや経験などを確認し、企業側が派遣社員を受け入れやすくするために行われます。場合によっては、顔合わせの印象で契約に至らないこともあります。例えば、派遣先企業が求めるスキルがない、顔合わせでの印象が悪いといった場合、不採用になる可能性があります。そのため、派遣社員は顔合わせに行く前に、しっかり面接の準備を行うことが必要です。企業との顔合わせが不安な方は、派遣会社の担当者と打ち合わせをして、顔合わせ当日の流れや質疑応答を練習するのも良いでしょう。
 

2.派遣の顔合わせで必ず聞かれる質問と答え方のポイント

派遣の顔合わせでは、派遣先企業から様々な質問をされます。面接のように必ず聞かれる質問が多いため、事前に対処すれば焦らず対応できるでしょう。定番の質問に対する答えを準備し、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。ここからは、顔合わせで聞かれる質問と答え方のポイントについて解説してきます。

2-1.自己紹介

当日配布されるスキルシートには、職務経歴やスキルなどがまとめられています。このスキルシートには、名前や年齢、既婚か未婚などの個人情報を載せることはできません。派遣社員の顔合わせでは、派遣スタッフ個人を特定する行為は禁じられているからです。しかし、面談してくれる企業の担当者に対して名乗らないのは、社会人としてのマナーに反します。全ての情報を秘密にすると話が進まないので、特別な事情がないなら名前や年齢などの基本情報を簡潔に話しましょう。もちろん、自分が伝えたくない個人情報を無理に話す必要はありません。自己紹介では基本情報に加え、職務経歴やスキルについて話をしてください。業務に関するスキルをアピールできれば、派遣先の評価が高まります。自己紹介は長くなりすぎないように、必要な内容をシンプルに伝えることを心がけましょう。

2-2.職務経歴

職務経歴について質問する目的は、派遣先の業務内容に対応できるスキルがあるか確認し、想定している業務に対応できるか確認することです。派遣社員のスキルと業務内容が大きく違うと、就業後に業務をスムーズに進めることが難しくなります。職務経歴はスキルシートの内容を読むのではなく、派遣先企業に合った内容を取り入れながら説明すると良いでしょう。また、過去の仕事の業績やこれまで取り組んできたことをアピールすると好印象です。過去の職歴が多い場合は、これまでの職歴と派遣先で行う仕事の共通点や今回の志望動機について話しましょう。

2-3.スキル

顔合わせでは、派遣社員のスキルについて質問されることも多い傾向にあります。派遣の場合は、派遣社員が企業が必要とするスキルを持ち合わせていないというミスマッチが起こりえます。そのため、事前にスキルについて確認しておきたいという企業は少なくありません。特別な資格を持っていなくても、派遣先の仕事で活かせるスキルがあれば十分アピールポイントになります。例えば、事務職の場合は、パソコンの使用年数や使えるソフト、タイピング速度などをアピールできます。パソコンの知識が豊富なら、事務処理を迅速に対応できると判断されるはずです。前職でどのようなスキルを活かし仕事をしていたか、どんな業務をどれくらいできるかなども話すと良いでしょう。

2-4.就業条件に関すること

勤務条件と希望が違いすぎると長続きしにくいことから、就業条件に関する質問を尋ねられます。残業や繁忙期に休日出勤できるか、シフト変更に対応できるかといった質問が多いでしょう。出勤について質問された場合は、できるかできないかをはっきり回答してください。このとき、繁忙期の1ヶ月あたりの残業時間や頻度なども合わせて確認しておくと良いでしょう。派遣先の男女比や年齢が偏っていたり、派遣社員が少数派になる場合は、職場環境に抵抗がないか確認されることもあります。職場環境に馴染めないと、離職する可能性が高くなるからです。

また、いつから就業できるか聞かれることも多いでしょう。派遣先では採用が決まると、派遣社員を受け入れるために様々な準備を行う必要があります。そのため、就業できる日は正確に伝えましょう。特に問題がなければ、即日から働けると回答してください。前職の仕事の都合で日数が必要な場合は、就業できる日と理由を説明すると良いでしょう。
 

3.派遣の顔合わせで質問するとよいこと

顔合わせの最後には、派遣先企業から逆質問されることが多いです。企業への質問は、仕事に対する意欲や長く働けるかを確認する目的で行われます。派遣社員側からは、仕事内容や求められるスキルといった業務に関係する質問をすると好印象です。こうした質問を準備しておくと、仕事に対する前向きな姿勢を評価してもらえます。1日の仕事量の目安や忙しい曜日などを聞いてみるのも、仕事の参考になるでしょう。何も質問したいことがない場合は、無理に質問する必要はありません。しかし、「特にありません」という発言はやる気がなさそうな印象を与えてしまいます。「質問したいことは全て説明していただきました」など、質問を用意していたことを思わせる回答が良いでしょう。そして最後は、顔合わせの時間を作ってくれたことに対するお礼や仕事に対する意欲を伝えてください。
 

4.派遣の顔合わせで質問してはいけないこと

派遣社員側から自由に質問できるからといって、何でも質問して良い訳ではありません。派遣先との顔合わせでは、時給や昇給といった給料関係の質問は避けるようにしましょう。このような質問をすると、もっと条件が良いところが見つかれば、違う企業に行くのではないかと思われてしまいます。職場の人間関係に関する質問も、相手側にマイナスな印象を与えてしまいがちです。給料や職場の雰囲気を知りたい場合は、派遣先企業ではなく、派遣会社の営業担当者に聞くようにしましょう。また、企業理念や売上高、事業内容といった企業の公式サイトに記載されている内容も質問しないでください。公式サイトに掲載されている内容は事前に調べられるので、企業に対して興味がないと思われるかもしれません。
 

派遣の顔合わせで行われる質問への対策をしっかり行おう

派遣先企業と派遣社員の間でミスマッチが起こらないようにするため、勤務前に派遣会社の企業担当者が同席して顔合わせが行われます。顔合わせの内容によっては、契約不成立となる場合も考えられます。事前にしっかり対策をして、当日の顔合わせに挑みましょう。よく聞かれる質問に対する回答を準備することはもちろん、顔合わせで質問してはいけないことも確認しておくことが大切です。
 

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