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誰でも転職する時にはストレスを感じるものです。今の会社に残った方がよいのではという気持ちもあるでしょうし、転職して本当に成功するだろうか、新天地で新しい仲間とうまくやっていけるだろうかといった不安や悩みも感じるでしょう。時には成功した友人を羨ましく感じることもあるでしょう。そうです。転職する時にはストレスを感じるものなのです。
ストレスとは、具体的にどのようなものなのでしょうか。仮にどんなに気が強い人でも、ストレスを感じる機会は少なからずあります。なぜなら、ストレスは、基本的に体の防衛反応として生み出されているからです。防衛反応は体にとって重要な機能のひとつであり、精神や肉体に対する刺激を感じたときに自然とストレスを感じるようになっています。そのため、行ったことのない場所を訪れたり、ショックな出来事が起きたりした場合にストレスを感じるのは当然のことです。とはいえ、大きなストレスがあれば、生活にさまざまな影響が出ることもあるでしょう。しかし、ストレスは努力しても完全に無くすことはできません。ストレスを無く方法を探すよりも、うまく付き合っていく術を身につけることが大切です。
日本とアメリカの差はありますが、非常に参考になる研究を見つけました。アメリカの社会学者ホームズと内科医レイは1960年台を中心に20年間にわたって研究した論文でストレスを数値化しました。生活変化単位値(life change unit:LCU)と、社会再適応評価尺度(social readjustment rating scale:SRRS)という基準値を設定したうえでストレスを数値化したものです。この基準をもとにすると、最もストレスを感じる人生の出来事は「配偶者の死」。このストレス度を100ポイントとした場合、「離婚」が73点、「結婚」が50点、「解雇」が47点、「親友の死」が37点、そして「転職」が36点となります。つまり、転職は他の人生の出来事ほどストレスは多く感じないものということになります。
ちなみに、ホームズとレイの研究によると「上司とのトラブル」は23点、「勤務時間や勤務条件の変化」は20点とあります。もちろん、転職せずに悶々と嫌な職場環境で我慢することもストレスになります。ストレス度だけを見ると低位のようですが、これらのストレスはその問題が解決するまでずっと続きます。転職なら一定期間で終わりますが、現職で発生したストレスは長く続くわけです。
さらに、ホームズとレイの研究によると、この一年間に感じたストレスの点数を合計した時にその数値が300点以下の場合は翌年に深刻な健康障害が起きる確率は低いとのこと。転職の36点だけでは、過度のストレスを感じることはないようです。
ところで、なぜ転職するのでしょうか?考えられる要素としてはいくつかあります。嫌な職場環境で我慢したくないという願望かもしれません。今の職場で自分の将来を想像出来ないからかもしれません。逆に10年後、20年後の自分の姿が判ってしまい、それに対しての悲観や反発、あるいは絶望というような感情が押し寄せてきたからかもしれません。もちろん経済的な理由かもしれません。理由は千差万別ですが、できるだけストレスが掛からないようにすることで転職時の重圧を感じないようにしたいものです。
もうおわかりのように、転職する時にはストレスを感じるものですが、人生の他の出来事と比較するとストレス度は想像するほど高くありません。しかしないわけではありません。では、転職に成功した先人達は、どのようにしてストレスを和らげてきたのでしょうか。これを知るだけでも心の負荷が軽くなると思いませんか。ストレス度を和らげるコツを下記に列挙しました。満足のいく転職のためにもぜひ参考にしていただきたいものです。
1. 転職市場を調査し、履歴書・職務経歴書を準備して面接に備える
どのような場合でも同じですが、充分な準備をすることで心に余裕が出来ます。長い人生の中で転職はほんの一瞬の出来事。焦らずに準備をすることが大切なポイントでしょう。
2. 転職する前に他にストレスになりうるイベントを整理する
新たなライフステージ探しといってもいい転職活動時は、できるだけ転職活動に集中しましょう。たとえば、同時に結婚するなんてことはできるだけ避けたほうがいいかも。ホームズとレイのストレス・ポイントも加算されることになります。
3. 転職を開始する前にリフレッシュする
ポジティブに考えると、転職期間中というのは、それまでの辛い記憶を流し去ってしまうリフレッシュ期間でもあるのです。たとえば小旅行に出掛けて気分一新というのも素晴らしいアイデアのひとつです。また「自分へのご褒美」や睡眠や食事の時間を崩さず「生活のペースを守る」ことも大切です。時には散歩などで「開放的な気分に浸る」ことも効果的です。
4. 転職コンサルタントや友人と相談することを心掛けて一人で悩まない
転職コンサルタントはこの道のプロです。転職活動中に起こるさまざまなことに精通しています。一人で悩まずにどんどん相談しましょう。不安に感じていた「見えなかった何か」がクリアになり、心の負荷も下がるはずです。
5. 自分を信じて前向きなポジティブ・スタンスをキープする
最も大切なことは、自分を信じることです。「未見の我」を信じましょう。たとえ転職後に苦労をしても、それまでの経験が新しいステージで成功する糧になるのです。もし自信がなくなりそうになったら、英語の慣用句にある”Experience is your best teacher. (経験こそ最高の教師)”という言葉を思い出してください。
転職すると、新しい職場においてそれまでとは異なるストレスを感じる場合もあります。たとえば、転職すれば一緒に働く同僚や上司も変わるので、職場の雰囲気はまったく違うものになるでしょう。その場合、人間関係をどのように構築したらいいか分からず、ストレスを感じる可能性があります。また、以前の仕事と比べてやりがいがなく、転職前のイメージとのギャップを感じてストレスが生じるケースもあります。加えて、特に若い人であれば、転職をきっかけとしてワークライフバランスが乱れることにより、ストレスを感じる場合も少なくありません。転職すれば自分自身を取り巻く環境が変わるのは当然のことなので、ある程度は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
転職後の仕事でストレスを感じたら、ストレスを解消するための対策を取り入れましょう。基本的に、自宅でゆっくり過ごす時間を大切にするとストレス解消に効果的です。たとえば、感動的な映画を見て涙を流すと、ストレスを解消できる可能性があります。さらに、ゆっくり入浴するだけでも、心身をリフレッシュさせることが可能です。加えて、有酸素運動をおこなって体を適度に疲れさせれば、深く眠れるようになります。睡眠の質が高まれば高まるほど、寝ている間にストレスが解消されやすくなるでしょう。時間がないときは、自分が感じていることを紙に書き出すだけでもストレスは軽減できます。できる範囲でストレス解消法を取り入れてみてください。
ストレスの解消法の中には、オフィスで取り入れられるものもあります。たとえば、デスクワークで同じ姿勢を取り続けることが多いなら、一定時間ごとに立ち上がり、軽いストレッチをする習慣をもちましょう。そうすれば全身の血流がよくなり、すっきりとした気分も取り戻せます。また、ランチで好きなものを食べることも、ストレス解消に効果的です。「ランチで好きなものを食べられる」と思えば、午前中の仕事も楽しく乗り切りやすくなります。さらに、好きなものを食べたという満足感を得られるので、午後もいい気分で仕事に励むことができます。それでもストレスがたまってしまうなら、こまめに甘いものを摂取するとリラックスしやすくなるでしょう。
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