製薬業界への転職!給与は高い?将来性やおすすめの職種について紹介

製薬業界は安定しているイメージがあるため、転職先の候補として考えている人は多いでしょう。しかし、人気の業界ゆえに転職の難易度の高さが気になりますよね。また、給与面においてもどれくらい貰えるのか不安があるでしょう。そこで、製薬業界への転職を希望している人のために、転職のポイントについて詳しくご紹介します。
 

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1. 製薬業界への転職は難しい?

製薬業界は、他の業種と比較して高い専門性が求められます。そのため、転職においては人間性の高さよりもスキルの高さが重視される傾向が強くなります。営業職であるMRや総務、総理財務などは異業種からの転職が比較的受け入れられている職種ですが、研究や開発職などは同じような職種の経験がないと転職は難しくなります。そのため、製薬業界への転職は異業種からよりも同業種からの方が多くなります。また、転職が難しいのは異業種から製薬業界だけでなく、その逆も同様で、製薬業界から異業種への転職も難しいのが実情です。製薬業界は専門性が高いため、他の業界では潰しが利かないことがほとんどです。製薬業界を含む、ヘルスケア業界に縛られた転職をする人が多いようです。
 

2. 製薬業界の将来性

転職するにあたり、製薬業界の将来性も気になるでしょう。日本は高齢化社会が進んでおり、医薬品の需要は高まっています。しかし、医療費の増加は国民全体の医療負担として跳ね返ってくるため、医療費の軽減を実現することが大きな課題となっています。医療費を軽減するための手段として政府は薬の価格の引き下げを要求しており、医療費削減の影響を受けているのが製薬業界です。日本が抱える高齢化社会の問題の煽りを直接的に受けており、苦戦を強いられています。

内資系製薬会社においては、医療費削減により主力商品の価格が大幅引き下げの可能性もあるなど、製薬業界の課題の一つとなっています。せっかく商品を開発しても、研究費が回収できないという事態に陥りかねません。このように、内資系製薬会社の将来性は厳しくなってはいるものの、製薬業界全体の市場規模は増加傾向にあります。製薬会社は買収、結合、再編成を繰り返しているところがほとんどですが、内資系製薬会社においても買収や結合を繰り返し世界規模で高い売上げを誇る会社も出てきています。
 

3. おすすめの職種

製薬業界の職種には、研究職や開発職、生産職、営業職などがあります。数ある製薬業界の職種の中でも、MRと臨床開発職は比較的転職しやすい職種です。

MR(医療情報提供者)は、医師や薬剤師など医療関係者に自社の薬や医療品を販売する営業職で、コミュニケーション能力の高さや人柄の良さなどの営業スキルとともに薬に関する幅広い知識も求められます。20代であれば異業種からでも採用される可能性は高く、MRから異業種への転職も比較的簡単です。開発職は研究により解明されたデータを使って医薬品を開発する仕事で、研究職は製剤化のための基礎研究や安全性や有効性を確認する臨床試験などを行います。また、生産職は工務管理や生産管理などを行います。

臨床開発研究職や生産職は、同職種で経験があっても他の職種と比較して転職しにくい傾向があります。そもそも、研究職はMRのように大量に募集がかけられることがないため、転職の求人がほとんどありません。外資系製薬会社は自国に研究所を構えているため、内資系製薬会社のみに転職先が限られるのも転職の難しさを増幅させています。生産職も研究職と同様に外資系製薬会社は工場を日本に持っていないため、内資系製薬会社のみで転職先を探さねばならず狭き門となっています。

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4. 製薬業界の給与は良い?

製薬業界の給与は、他の業界と比べて高い傾向があります。世界的に名の知られた売り上げ上位の企業なら、平均年収が1000万円を超えることも珍しくありません。製薬会社の顧客は日本だけでなく世界規模であるうえ、新薬が当たれば動くお金は数千億円規模です。社員に十分に還元できるほど利益率が高いため、他の業界と比較して高い給与を実現できるのです。特に、外資系製薬会社は実力主義であることが多いため、年齢が若くても能力があれば昇給が望めるほか、会社への貢献度に応じてインセンティブも支払われます。

また、製薬業界の給与が高い理由は、人材を引き止めるためでもあります。特にMRは契約を取るためにプライベートを犠牲にすることも多く、精神的なストレスの多い職種です。離職率も高いため、魅力的な給与を提示して人材確保に努めています。製薬業界の職種の中でも、MRの給与は他の職種よりも高い傾向があります。

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5. 製薬業界への転職の注意点

  • 毎年改定される薬事法への理解が求められる
  • 製品の効能など医師に説明できるレベルまでの理解が必要
  • 病気に関する知識が求められる
  • 英語力(外資系への転職の場合)

製薬業界へ転職する際には、いくつか注意点があります。まず、希望の製薬会社に転職できたからといって安心してはいけません。医薬品に関する薬事法は毎年改定されるため、その都度きちんと勉強しておかなければ業務を遂行できません。常に学ぶ姿勢を持ち、探求心のある人しか続けることのできない業種です。特に、MRは新しい製品の効能や副作用をきちんと医師に説明できるレベルまで理解するとともに、病気に関する知識も必要となります。もちろん、学ぶ姿勢が求められるのはMRだけでなく、研究職や生産職も同様です。

また、外資系製薬会社への転職を希望するなら、英語力が求められます。内資系と外資系では年収が100万円から200万円ほど違ってくるため、年収アップを狙い外資系への転職を望む人もいます。しかし、重要な役職に就くほど本国とのやり取りが増加するため、英語力が必要となります。外資系への転職をするなら、英語力があることが基本条件となります。TOEICのスコアが高い、留学経験があるなどは大きなアドバンテージとなります。そのほか、製薬業界への転職で注意すべき点は職場の雰囲気です。雰囲気が合わない会社では、たとえ給料が高くても長続きしなかったり仕事に行くのが苦痛になったりしてしまいます。事前に職場見学をしたり、OBの話を聞いたりすると良いでしょう。
 

6. 製薬業界への転職ではエージェントを活用しよう

製薬業界への転職を目指すときは、転職エージェントを利用することをおすすめします。自力で転職活動を行うよりも、エージェントを利用することで転職成功の確率は大きく上がるでしょう。というのも、転職エージェントは多くの非公開求人を扱っています。エージェントを利用すると、転職サイトなどで紹介されている公開求人より質のよい非公開求人も紹介してもらえるようになります。その結果、より幅広い選択肢から応募企業を選ぶことができるのです。
さらに、エージェントを利用すれば転職のプロのサポートも受けられるようになります。面談を通して希望条件のすり合わせなどを行ったうえで、エージェントは求職者の希望やスキルに見合った求人を紹介してくれます。履歴書や面接などの対策も手助けしてくれるため、転職活動で悩んでいることがある人は積極的に利用するとよいでしょう。なお、外資系の製薬企業に転職したい場合は外資系に特化したエージェントを利用するのがおすすめです。

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7. 製薬業界への転職でエージェントを使うときのポイント

転職活動はあくまでも自分のために行うものであり、すべてをエージェント任せにしていると後悔することにもなりかねません。ここでは、エージェントを活用して転職を成功させるためのポイントを紹介します。
まず、担当コンサルタントとの相性が悪いと感じたときは、遠慮せずに変更を申し出るようにしましょう。最初の担当者を自分で選ぶことはできないため、何となくうまくいかないと感じることもあります。このとき、相手を気遣って担当を変えずにいると転職活動に支障をきたす恐れもあるので、お互いの利益のためにも率直に変更を申し出るのが賢明です。
次に、コンサルタントが書いた推薦文は必ず自分の目で確認してください。推薦文の内容が合否を左右することもあるので、細かい部分まで妥協せずにチェックしましょう。また、経歴やスキルについて虚偽の申告をしないことも大切です。虚偽の申告が発覚すると、紹介してもらえる案件が少なくなるといった弊害が生じることもあります。最後に、紹介された企業の評判は口コミサイトなどでよく確かめるようにしましょう。
 

製薬業界は専門性が求められる業界!

製薬業界への転職事情について解説しましたが、理解できたでしょうか。製薬業界は専門性が高く給料も他業種より高いため、転職の難易度は高くなります。しかし、外資系製薬会社なら、実力があれば20代や30代で年収1000万円も夢ではありません。転職を望む人は、未経験でも採用の可能性が高いMRへの転職に挑戦してみてはいかがでしょうか。

【2020年12月26日公開 - 2023年5月16日更新】

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