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あなたは転職活動を乗り切った、としましょう。履歴書を調え、面接は上手くいき、夢だった職務を提示され、前の職場を退職する。というわけにはいきません。退職を考え直すように、と勤務先が魅力的な提案をしてきてあなたを引き止めようとする。さあ、とどまりますか、それとも辞めますか?勤務先から提示されたこの新しい提案についても社外の選択肢と同じぐらいじっくりと検討してみることが大切です。あなたのスキルを最大限活かすことができ、望む方向にキャリアを伸ばしていけるのはどちらでしょうか? 他のオファーと比較して報酬面でベストなのはどのオファーでしょうか?転職活動をする中で出会うカウンターオファー(引き止め)という微妙な問題に対する万能薬的な答えはありませんが、マイケル・ペイジは長年の経験の中でいろいろなケースを見てきました。新しい職のオファーを受けているけれど、現在の職場があなたを引き留めたいと強く望む場合に考えてみるべきポイントをまとめてみました。
あなたが今より高い給与、今より大きな責任に見合う人物なら、なぜ今の職場はあなたが退職を願い出る前にそのことを認識していなかったのでしょうか? そもそも今の職場で働き始めた当初からあなたは正当に評価されていない、という不満を感じていたかもしれません。今の職場があなたが退職を願い出て初めてそこに気づくというようなところなら、あなたの野心の達成をより積極的に後押ししてくれる組織での方が上手くやっていくことができるかもしれません。
慰留のための提案は金銭面だけとは限りません。任せる仕事の責任範囲、あるいはワークライフバランスといった別の重要なモティベーション要素が持ち出される可能性もあります。しかし転職の目的が年収のみではない場合でも、カウンターオファーが不満に対する答えになっている場合はまれです。マイケル・ペイジの経験から見ると、一度はカウンターオファーを受け入れた人の大半は、彼らを転職活動に向かわせた状況が何も変わっていないことに気付き、数か月後また転職活動を再開しています。
勤務先に転職活動が知られるということは、あなたの会社への忠誠心は疑わしい、と公表しているようなものです。もはやチームの一員とはみなされず、今の職場の組織改編(リストラ)があれば最初に押し出されるのはあなたかもしれません。
カウンターオファーを受け入れた結果、年収がアップし、労働市場で経験水準に照らして妥当とされる給与レベルを上回る過大な年収を手にすることもあるかもしれません。この場合その報酬は、労働市場でのあなたの価値を正しく反映しているものではないので、将来転職を考えたとき、転職活動はあなたにとってよりリスキーで困難なものに感じられるはずです。
ある企業である程度の期間働くということは、人間関係であれ勤務評定であれ、そこにある一定の価値を築き上げた、ということです。
たいていの人は転職によりキャリアアップを遂げ、年収は上がり、長期的に見ても所得増の潜在的可能性は大きくなります。しかしだからと言って、あなたにとってポジティブな選択肢が必ずしも社外にあるとは限りません。今の職場が、あなたに提供するものを変えるという提案をしてくるのなら、少なくともそれについて公正に一考してみる価値はあります。今の職場にとどまらないと決めた場合でも、その提案には感謝し、しかし退職の決意は固いと告げましょう。退路を断つこの段階で、会社やそこでの役割についてあなたが抱いた不満を全てあげつらうことに意味はありません。いつか、昔の上司に出くわすようなこともあながち無いとは言い切れませんから。引き止めの提案がされるという状況は対処が難しく、じっくり考慮する必要があります。その提案が受け入れられるものかどうか判断したいときには当社の給与調査を利用して提示されている給与が適正なものであるか確認してみてください。このツールには役職名や業界に基づいた平均給与が示されています。それでも確信が持てないときはどうぞマイケル・ペイジのコンサルタントにご相談ください。どうすべきか 、より詳しくアドバイスいたします。