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プロジェクトマネージャーという役職名を耳にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。プロジェクトマネージャーはキャリアアップを狙う上で、ぜひ知っておきたい役職ではあるものの、実際にその詳細について詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。そこで以下では、プロジェクトマネージャーの仕事の内容に加えて、その年収や求められるスキルについて紹介していきます。
プロジェクトマネージャーの求人
プロジェクトマネージャーというのは、その名の通り、特定のプロジェクトの責任者としてチームをけん引する存在です。ほとんどのプロジェクトにおいては、一定の期日までに求められている成果物を作り上げなければならないため、プロジェクトマネージャーは、それぞれの工程のスケジュールをしっかりと管理しなければなりません。また、スケジュール管理だけでなく、プロジェクト全体の企画・立案から工数の算出、予算の管理、要員確保に至るまで、プロジェクトを遂行するために必要となるあらゆる準備を行うことが求められるのです。
続いて、プロジェクトマネージャーの仕事の内容について、もう少し掘り下げて見ていきます。プロジェクトマネージャーがまず行わなければならないのは、プロジェクトの全体を眺めたうえで、企画の内容や開発する成果物の目的、必要とされる予算、最終的な期日などを明確化するということです。ここで注意しなければならないのは、一連の明確化のプロセスはプロジェクトマネージャーが一人で行うのではなく、必ずクライアントと一緒になって行わなければならないという点です。クライアントがプロジェクトについて抱いているイメージとずれてしまうと、後々無用のトラブルの原因となりかねないからです。
プロジェクトの企画等を明確化できた後は、具体的に作り上げる成果物の仕様を策定し、それに基づいて後続の設計やテストといった開発工程の工数の見積もりや人員の手配、開発環境の準備などについて計画を立てることになります。計画ができれば、後はそれに沿ってプロジェクトを進めていくだけなのですが、そこでは進捗管理に万全を尽くすとともに、顧客から仕様変更等の要望があった場合に適宜それに対応する必要があります。何等か変更する必要が生じた場合には、漏れのないようにプロジェクトのメンバーにそれを連携するというのも、プロジェクトマネージャーに課せられた役割の一つです。
万が一、プロジェクトの途中でトラブルが生じた場合には、すみやかにクライアントに報告したうえで、必要な対応を行わなければなりません。スケジュールの見直しが必要であれば、新たなスケジュールを立てたうえで、クライアントの理解を得なければなりませんし、仕様変更が不可避である場合には、理由を含めてしっかりと説明してクライアントに納得してもらわなければならないのです。
なお、プロジェクトマネージャーの仕事は成果物を納入して終わりではありません。プロジェクトの完了後に、完了報告書を作成して、プロジェクトのレビューや判明した課題や問題などをクライアントに報告するというのも大切な仕事です。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを率いるという重責を担うだけに、その待遇も他の役職と比べて高水準になっています。平均年収で見ると、20代の場合で468万円、30代になると622万円となっており、40代以上になるとさらに高い収入が見込まれます。この数字はあくまでも平均値であり、実際には優れたプロジェクトマネージャーになると、年間1,000万円を超える収入を得ているケースも珍しくありません。なお、プロジェクトマネージャーよりもさらに多くの年収を得たいという場合には、その上位職であるITコンサルタントを目指すとよいでしょう。プロジェクトマネージャーより平均で50万円から100万円ほど年収が高くなります。
ここでは、プロジェクトマネージャーとしてキャリアアップしていくために必要となるスキルを紹介します。
一つ目に求められるスキルは、コミュニケーション能力です。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトに直接従事するSEやプログラマーといったメンバーと社内の関係者との架け橋となって、プロジェクトをスムーズに進めなければなりません。プロジェクトを進める中では、予算決めや仕様変更、チームメンバーからの提案等、様々な人と交渉し、調整しなければならない事項が次々に出てきます。それらを適切に処理できるだけの高いコミュニケーションスキルが不可欠なのです。
二つ目に求められるのは、マネジメント能力です。プロジェクトの進捗をモニターして、必要に応じてリソースを投入したり、業務フローの見直しを行うだけでなく、確実に利益が出るように、プロジェクトの規模や予算、スケジュールをしっかりと管理しなければならないため、プロジェクトマネージャーには優れたマネジメントスキルが欠かせません。細事だけに捉われることなく、プロジェクト全体を常に俯瞰して正しい判断ができる人材でなければ、プロジェクトマネージャーは務まらないのです。
三つ目に求められるスキルは、リーダーシップです。プロジェクトは関係者全員が一丸となって進めなければ、良い成果は生まれません。関係者が忌憚なくコミュニケーションできる環境を整えるだけでなく、場合によっては、食い違う議論を調整したり、全員の意見をまとめてプレゼンテーションを行ったりしなければならないので、プロジェクトマネージャーにはチームを束ねられるだけのリーダーシップが必要になるのです。
最後に、プロジェクトマネージャーのキャリアパスについて見ておきましょう。プロジェクトマネージャーは求められるスキルが多く、果たすべき役割も大きいため、会社に入ったばかりの新人が最初からその役を任せられるケースはまずありません。まずはプログラマーとしてシステム開発の基礎を身に着けたうえで、SEやプロジェクトのリーダーといった経験を積んだうえで、プロジェクトマネージャーに就くというのが一般的なキャリアパスです。
なお、プロジェクトマネージャーはキャリアの終点ではありません。さらに先のキャリアとして、現場に戻ってスペシャリストとして活躍するケースともう一段上の役職であるITコンサルタントとして活躍するケースの2つがあります。このうちITコンサルタントは、プロジェクトマネージャーが担うプロジェクトのさらに上流にある工程を担う役職で、主な役割はITを駆使してクライアントが抱える経営上の課題を解決に導くというものです。ITコンサルタントになれば、年収も増えますし、場合によってはフリーランスとして独立できる可能性もあります。チャレンジ精神旺盛な方はぜひ目指してみるとよいでしょう。
プロジェクトマネージャーについて理解できたでしょうか。プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を率いるという重責を担うやりがいのある役職であり、得られる収入もそれに見合うものとなっています。高度なスキルが求められるため、誰でも簡単になれるものではありませんが、キャリアアップを目指したいのであれば、十分に目指す価値がある役職であると言えます。
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