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外資系企業に転職するなら、もちろん成功したいと考える人が多いでしょう。外資系企業で成功して出世するためには、その仕組みが日本の一般企業とかなり異なることを知っておく必要があります。
では、外資系企業での出世の仕組みとは、どのようなものでしょうか。また、外資系企業で出世できる人にはどのような特徴があるのでしょうか。それぞれ、ポイントを解説していきます。
外資系企業での出世には、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
自分が仕事においてどのようなことを目標にし、達成することができたかなどは、積極的に上司にアピールしましょう。事前に自分が持っている目標を上司に伝えておくことで、それを達成できたという成果を、上司に明確に理解してもらいやすくなります。さらに、仕事に対して前向きに取り組んでいる姿勢を見せることも大切でしょう。
また仕事の進め方において、上司がどのような点を重視しているかを把握しておき、その点をふまえて積極的に仕事を進めていることを示せると、出世につながりやすくなります。
外資系企業は、日本の一般企業で働いてきた人に「きちんとしすぎである」という印象を持つようです。日本の企業では、幹部や上司、上得意先など目上の相手に失礼のないように振る舞ったり、自分がチームの一員であることへの忠誠を求められたりしがちですが、外資系は成果主義・個人主義であるため、個人の能力の発揮を控えるような行動は、ときに出世を阻むことにもなりかねません。
ですから、たとえ、海外にある日系企業から外資系企業に転職するときでも、前職で培った常識をいったん捨て、外資系企業ならではのルールにのっとるべきでしょう。そこに違和感を覚えたとしても、そもそも日本の企業とは文化が違うものだと納得できる人が、出世への近道を行くことができます。
外資系企業では年功序列の概念は一切なく、あくまで個人の成果が重視されます。そして、その成果を認めるのは他ならぬ直属の上司であり、上司の判断によって出世するか否かが決まるのです。そのため、上司ときちんとコミュニケーションを取って良好な関係を築いておくことが、出世への道の前提と言ってよいでしょう。
もし自分とは合わない上司でも、上司と衝突するようなことは避けた方が無難です。外資系企業においては、上司は部下の意見を広い心で受け止めてくれる存在ではなく、成果のために部下を監督する存在なのです。また上司は短期間で異動することが多いですから、たとえ合わない上司であったとしても、根気よく仕事を続けることがポイントです。
仕事で成果を上げた後に昇給についての話し合いをするとき、提示された条件に納得できなければしっかりと希望の要求を出すべきです。ここで自分の希望を要求できなければ、今の待遇で問題ないとみなされ、出世を考慮されるチャンスを失ってしまうのです。
ただし、単に待遇を厚くしてほしいという漠然とした要求ではなく、自分が出した成果に対して今の待遇が不釣り合いであることをきちんと説明できる必要があります。その説明で上司を納得させることができれば、やっと上司が待遇を検討しはじめ、出世につながるのです。
外資系企業に転職する人は、何らかの成功のビジョンを持っていることでしょう。しかし、実際には上司に自分の仕事を評価されないこともあります。いつまでも出世できないのでは不本意でしょう。
外資系企業で出世するには、仕事で成果を出していることを大前提とし、それにプラスして上司や組織との接し方を工夫していきましょう。これから外資系企業での出世をめざす人は、これらのポイントを意識して日々の仕事に取り組み、成功への道を歩んでいってください。