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外資系企業というと、実力次第で上に上がれる、世界を相手に活躍できるといったイメージを持っている方が多いと思いますが、その他にはどんな特徴があるのでしょうか。外資系企業への転職に興味を持って下さっている方向けに、外資系企業の特徴、そして転職を成功させるために必要なことについて解説します。
外資系企業とは、外国資本が入っている会社のことです。必ずしも外国資本が100%である必要はなく、50%以上出資していれば経営方針に関する決定権を持つことができるため、外国資本が50%を超えていればその企業は外資系企業ということになります。
外資系企業には成り立ちから大きく分けて3つのパターンがあります。まず外国企業が設立した日本法人、つまり外国資本が100%の会社です。日本IBMやマッキンゼー・アンド・カンパニーといった会社がこれに当たります。次に外国企業が事業拡大や海外進出を目指して、日本の企業の買収や資本提携を行うケースがあります。例えば電機メーカーのシャープは元々日本企業でしたが、台湾の鴻海精密工業によって買収されたため、現在は外資系企業となっています。もう一つは外資系企業が日本の事情に詳しい日本企業と共同出資して作った会社で、日本マクドナルドや味の素ゼネラルフーズなどが代表的な例です。
では、こういった外資系企業で働くことにはどんなメリットがあるのでしょうか。特に日本企業との違いにフォーカスを当てて解説します。
外資系企業には、日本企業の伝統的な年功序列という考え方が存在しません。年功序列の場合は、長年真面目に勤務すればそれに従って役職が付き自動的に給与が上がる、という安定さが魅力的であるものの、若い人は実力があってもなかなか日の目を見られない、自分の意見やアイディアを発言しにくいというデメリットがあります。
その点、外資系企業は実力主義であることが多いので、年齢や勤続年数に関係なく自分の意見を言葉にすることができ、業績をあげれば高い評価を得ることができます。それに伴って収入もアップするため、若くても高収入を上げるということは夢ではありません。また、実力主義ということは男女平等にもつながります。日本企業ではまだ女性が大きな出世をすることがなかなか難しいですが、外資系企業では実力さえあれば女性でもどんどん出世をして活躍することができるのです。
オンとオフの区別がはっきりしているのも外資系企業の大きなメリットです。応募する企業にはよりますが、「上司が仕事をしているので自分も残業して頑張らなくてはいけない」といったカルチャーはないことが多いです。定時までしっかりと頑張り、定時となったら周りを気にすることなく帰る、そういったメリハリを奨励する企業が多くあります。
日本企業の場合、特にコロナ以前は、仕事終わりの飲み会や休日のゴルフなど、上司の誘いで断れない「職場の付き合い」があるところも多くありました。しかし外資系企業ではこういったことはありません。上司と部下の関係はあくまでフラットなものであり、勤務時間外の付き合いを上司が部下に強要するという文化はないのです。
仕事後は自分や家族にしっかり時間を割くことができる、仕事とプライベートのメリハリをつけることが自由にできるのも、自主性を重んじる外資系ならではの社風といえるでしょう。「実力主義」というイメージが強い外資系ですが、だからと言って人生が仕事一色になるのではなく、むしろ仕事とプライベートどちらも大切にすることを推奨するカルチャーがあることはぜひ知っていただきたい点です。
もちろん外資系企業で働くことにはデメリットもあります。日本に進出してきたものの、期待した業績を上げられなかった場合には撤退してしまう可能性もあります。実力主義の社会なので、成果を出せばその分収入も上がりますが、成果を出せなければ思うように稼ぐことができず、最悪の場合そこで働き続けることも困難になってしまいます。つまり雇用や収入の面で不安定な要素もあるということです。
また、日本企業と比べて福利厚生が薄いというのも外資系企業の特徴です。日本企業では住宅手当や退職金制度といった福利厚生が充実していますが、外資系企業にはこういったものはほとんどの場合ありません。こうした点にも注意しておく必要があります。
近年、国内企業でも英語力への注目が集まっていますが、外資系企業で働くことを希望する場合は必ず英語力が求められるのでしょうか。英語力の指標としてよく使用されるTOEICで言えば、どれくらいの点数が必要なのでしょうか。
国内企業よりも高い英語力が求められることが多いことは間違いありませんが、外資企業であれば必ず求められるということではなく、企業や配属される部署によって異なります。営業先が日本企業である場合の営業職や、技術力重視のエンジニア職では英語力をそれほど必要としないケースも多くなっています。
日常会話や電話応対、メールの読み書きや資料作成等を英語で行う必要のある事務職の場合は700点以上、社外の人とのコミュニケーションや海外出張の多い部署、あるいはマネジメントに携わる人であれば800点以上を目安に考えるのが良いでしょう。TOEIC受験者全体の平均点数は600点前後となっているため、少し時間をかけて勉強すれば十分に届く点数だと考えられるでしょう。
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実力主義の外資系企業において、すべての社員は即戦力であることが求められます。年功序列がないため新人であっても新人扱いされることはなく、臆することなく自己主張のできるコミュニケーション能力は必要不可欠となります。また、実力主義の社会では常に自己研鑽を怠らず、成長していこうという意欲も必要です。向上心がなければ成長できず、成果を上げることができないため給与も上がりません。
「グロース・マインドセット」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。この言葉はスタンフォード大学で心理学を教えるキャロル・S・ドゥエック博士の著書「マインドセット」で知られるようになった言葉で、「人間の基本的な能力は努力によって伸ばし続けることができる」という考え方です。辛いことがあってもそこで諦めることなく、学ぶことを楽しみ続ける、そういったマインドセットを持った方はきっと外資系企業でも成功するでしょう。
このマインドセットの重要なメッセージは、成長し続けることができるのは限られた人々だけではなく、全ての人が努力次第で伸びることができるという点です。活躍できるのは、ごく少数の人ではなく、「成長したい」という気持ちを持ち、それに向かって行動を起こすことができる全ての人だということです。
外資系企業に転職する際には英語の履歴書と職務経歴書が必要ですが、日本の履歴書のような決まったフォーマットはないので少々戸惑うかもしれません。場合によっては、カバーレターが必要になることもあります。誤字脱字やおかしな表現がないかなどに気を付けて英語を正確に書くのはもちろん、外資系の転職エージェントを使うなどして通りやすい履歴書・職務経歴書・カバーレターの書き方を知っておくと良いでしょう。面接も英語で行われますが、普段英語を使っていない人にとってとっさに英語で応対するのは難しいものです。職務経験や志望動機など、必ず聞かれるような内容については英語で答えられるように準備しておきましょう。準備が成功の鍵です。
外資系企業というと「実力主義」「英語」というイメージが強く、そのイメージは間違ったものではありませんが、必ずしも競争力が高く、高い英語力をもった人のみが活躍できる場所ではありません。求められる英語力は職場によって異なりますし、他のスキルを持っているならば、英語はそれほど重要視されないことも多々あります。また「実力主義」とは言いつつも、仕事一色ではなくワークライフバランスを推進している企業も多く存在します。活躍できるのは限られた人だけではなく、グロースマインドセットを持つ全ての人であることも忘れずにいただきたい点です。
転職を成功させるには、まず外資系企業のメリットが自分の価値観と合ったものかを考えることが大切です。最初に紹介しましたように、外資系企業といっても非常に幅広いので、ご自身が興味のある企業のカルチャーについてしっかりと情報を集めてリサーチを行ってください。そのうえで万全の準備をして、ぜひ満足のいく転職をしましょう。
STEP 1:まずは「外資系企業」に関する記事を読む
STEP 2:合っていると感じたら、色々なサイトで外資系求人を見てみるSTEP 3:履歴書・職務経歴書の準備をする
STEP 4:カバーレターの準備をする(必要がある時のみ)
STEP 5:面接の準備をしっかりと行う
STEP 6:面接で自分とのフィットを見極める
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