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もしも育児休暇を申請した場合、復帰後のキャリアが心配になるのではないでしょうか。育児と仕事の両立をどう実現させていくのか、育児休暇に入る前から、制度の詳細をしっかり調べておくことが大切です。この記事では、育児復帰の現状がどうなっているかを述べたうえで、復帰後のキャリア、昇進、注意点などを解説していきます。
多くの社会人が育休を申請している一方で、職場復帰する際の課題もあります。たとえば、「残業ができなくなる」のは大きな課題でしょう。幼い子供のいる家庭では、育児や保育園へのお迎えがあるので頻繁には残業をしにくくなります。そもそも、仕事の時間を削らなければならないケースも少なくありません。保育園のお迎え時間が決められている場合、時短勤務で働いていたとしても、早く帰らなければならない日が出てくるでしょう。
こうした課題は「少子高齢化」に拍車をかけている可能性があります。仕事と育児の両立が難しい以上、結婚して子供を産みたいと考える人は減っていきます。少子高齢化の解消には、育休復帰のサポートが不可欠です。それでも現状、職場復帰に十分な対応をできている会社ばかりではありません。子供のいる社会人の離職は、日本社会全体で共有するべき問題だといえるでしょう。
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実際に育休復帰を果たしたとしても、キャリアや昇進への不安が完全に消えるわけではありません。原因はまず、「仕事や勤務時間への制限」です。育児と仕事の両立が続くので、育休からの復帰後は仕事に集中しづらくなってしまいます。その影響で、今後のキャリアや出世が心配になり、仕事をするジレンマを抱き始める人もいるでしょう。また、企業側が復職者を配慮し、負担の少ない部署に異動させたり、担当業務を見直したりするケースもあります。本来なら、こうした配慮は復職者のためになるはずです。しかし、責任の大きい仕事から外されることで、モチベーションを失ってしまう人もいるのです。
企業側がよかれと思っていた配慮で、復職者のやりがいを奪う可能性もゼロではありません。認識のずれが生まれないよう、育休復帰後の働き方や本人の希望については、前もってすり合わせておくことが大事です。
礼儀として、復職日が決まったら休業中であっても職場に挨拶をすることが基本です。部署が異動する場合であっても、以前の上司や同僚に復職の旨を伝えましょう。なお、挨拶時の手土産は必須ではありません。ただ、会話のきっかけになるので、持って行った方が賢明です。育休を支えたことに対する、感謝の気持ちも伝えやすくなります。挨拶は直接するのが理想ではあるものの、多忙であったり、移動していたりする人にはメールでもかまいません。いずれにせよ、挨拶では復職の報告と、休暇中の対応への感謝、これからの抱負を述べましょう。
職場に復帰すると、生活リズムは大きく変わります。また、育休前と復帰後では仕事のペースもまるで違ったものになる可能性があります。不安解消のためには、企業側と復帰後の働き方についてよく話し合っておきましょう。「子供の都合で当日休むことはできるか」「有給休暇はどれくらいあるか」などのポイントは、早急に確認しておくことが得策です。
そのうえで、夫婦で復帰後の生活をシミュレーションしましょう。休暇中は仕事のことを考えなくてよかったので、家事や育児に集中しやすかったといえます。しかし、仕事に戻ったらさまざまな苦労が出てきます。具体的な問題点を事前に洗い出し、家事や育児の役割分担を見直しておくことが肝心です。
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スムーズに育休復帰を果たすには、いくつかの注意点があります。以下、具体的に挙げていきます。
仕事への姿勢を工夫すると、産休や育休からの復帰後の負担を軽減できるでしょう。たとえば、時短勤務をするのであれば、効率的に仕事を進めていかなくてはなりません。ショートカットキーやパソコンの単語登録を活用することで、入力作業はスムーズになります。わずかな工夫であっても、積み重ねていけば大幅な時間短縮につながることもあるのです。
次に、タスクの可視化も重要です。自分が抱えているタスクを紙に書き出し、常にチェックしましょう。そのうえで、「今日のタスク」「明日のタスク」と割り振っていきます。タスク管理を徹底すると、作業の優先順位をつけやすくなります。緊急でない作業に時間を取られることもなくなり、時短勤務でも毎日の仕事をこなせるのです。
育児期間中はどれほど周りに気をつかっていても、急なトラブルがつきものです。子供の体調不良や保育園がらみの行事により、早退や欠勤をすることも出てくるでしょう。その際、「同僚に迷惑をかけたくない」と考えるのは当然です。ただ、育休復帰を円滑に行うためには、「仕事を頼まない」ことよりも「頼める関係性を作っていく」ことが重要です。無理して一人でタスクをこなすよりも、いざというときに頼みやすい人間関係を構築しておきましょう。
さらに、助けてもらったことへの感謝を忘れないようにします。お礼はしっかり言葉で伝え、余裕がある状況では相手の仕事も手伝ってあげます。持ちつ持たれつの関係ができており、相手に感謝が伝わっているのであれば、人を頼るのも決して悪い選択ではないのです。
企業の中には、育休復帰へのサポートが整っていないところもあります。本人がいかに努力しても、企業側の協力がなくては育児と仕事の両立は難しいでしょう。こうした場合、多くの人が退職や転職を決断しています。ちなみに、育休復職者が企業や次の仕事に求めている要素には「業務量」「勤務時間の融通」「キャリアへのサポート」などがあります。総じていえば、育児への理解がある企業を見つけることで、復職者のワークライフバランスは整えられるのです。いざ転職をするときには、これらのポイントを踏まえて志望先を探しましょう。柔軟な働き方を受け入れてくれる風土があり、労働時間ではなく成果を評価してくれる会社が理想です。
産休や育休から復帰した後も、キャリアアップを目指すのなら外資系企業への転職も検討しましょう。なぜなら、外資系企業は実力や成果で社員を評価する傾向にあるからです。このことは、残業時間や労働時間が長いからといって、人事評価がプラスになるわけではないことを意味します。むしろ、外資系企業は、時短勤務の制度が充実しているところが多い傾向にあります。こうした風土の中では、子供がいる社員も実力を示しやすいでしょう。さらに、外資系企業は自由な働き方を受け入れてくれやすいのも特徴です。育児と仕事の両立にも理解があり、キャリアアップをサポートしてくれます。ワーキングママのキャリアについても、企業側がバックアップしてくれるのです。
もちろん、日本企業のすべてがワーキングママの働き方に関心がないわけではありません。ただ、文化として外資系企業には、「社員それぞれの事情をくみとる」という考えが根付いています。仕事と育児の両立、子供がいる状態でのキャリアアップを志すなら、純粋なスキルと成果で評価してもらえる外資系への転職を視野に入れることがおすすめです。
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育休復帰では同僚への挨拶、家族とのシミュレーションによって不安を解消しやすくなります。子供を育てながらキャリアアップを志すなら、外資系企業への転職もひとつの方法です。外資系企業の多くはワーキングママへのサポートが充実しているうえ、労働時間ではなくスキルと成果を重視してくれます。自分らしくやりがいを感じて働ける場所としておすすめです。
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