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企業にとって社員の仕事ぶりは業績に大きく関わるポイントであり、個々のスキルアップが望まれるところです。スキル向上は社員が自発的に行うだけでなく、企業側からもアプローチをかけられます。社員のスキル向上は企業にとっても多様なメリットが期待できるので、今回は企業がそのためにできる取り組み・ポイント・注意点などを押さえていきましょう。
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社員のスキル向上によって自社が受ける恩恵を把握しておけば、社内で的確な環境構築が可能となるでしょう。まずは社員のスキル向上で期待される3つの大きなメリットを把握して、社員のスキルアップに取り組むことの重要性を理解していきましょう。
社員のスキル向上は、社内全体の生産性向上にも有効であるとされています。例えば社員の業務処理スピードが上がれば、クライアントや顧客へ短時間で商品を納品することができるようになるでしょう。単純作業が効率化されて時間を有効活用できれば、顧客のニーズに沿ってより一層品質の高いサービスを提供可能になります。今までと同じリソース量にも関わらず生み出すサービスの量が増え、質も高くなるため、必然的に生産性が向上するのです。品質の高い商品やサービスを提供する企業は、顧客から高く評価されるため売上も伸びて行くでしょう。
社員のスキルアップは、回り回って自社の採用力強化にも繋がっていきます。日本は少子高齢化の影響から生産年齢人口の減少が指摘されており、業界を問わず企業では十分な働き手の確保が優先事項となりました。人材不足や離職率の上昇が事業活動に与える影響は大きいため、各社では独自の施策を講じて人材確保に努めています。社員のスキル向上は社内向けの施策ではあるものの、公式ホームページや企業パンフレットなどで対外的に情報発信することも可能です。スキルアップを積極的にサポートしてくれる企業は、求職者からしてみても魅力的です。人材育成に注力している企業であると周知されれば「社員を大切にしている」と評価され、求職者からの興味や注目を集めやすくなるでしょう。
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既存社員の定着率は企業の生命線と言っても過言ではありません。転職が珍しいことではなくなった現代社会では、優秀な人材を自社に繋ぎ止めるための取り組みも重要です。企業の熱心な取り組みによって社員のスキル向上が実現すると、社員はそれまで以上の成果を上げられるようになります。自分の努力が結果として実っている実感が得られるため、社員は仕事に対するモチベーションを高く維持できるでしょう。そしてその努力を積み重ねるための環境を用意してくれたのは、所属している企業であると認識するのです。「この会社で働いていれば自分は成長できる」というメリットを強く実感してもらうことで、向上心がある優秀な人材の流出を防ぐことができます。
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社員のスキル向上に関する取り組みを実施したくても、具体的にどうすれば良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは社員のスキル向上に有効な企業側の取り組みを2つ解説します。
社員のスキルを向上させるには、まずOJT・OFF JTの導入を検討してみてください。OJTは「On the Job Training」、OFF JTは「Off the Job Training」を略したものです。仕事のスキルを向上させるために重要な要素としては「知識」と「経験」が挙げられますが、経験に重きを置いたアプローチがOJTです。OJTでは実際の業務を行いながら必要なノウハウを身に付けてもらうため、社員は実践的なスキルや技術力を効率的に習得できます。社員の育成を急いで即戦力を確保したい場合に有効なアプローチです。
OJTとは逆に、現場での業務以外の場所で基礎的な知識を身に付けてもらうのがOFF JTになります。OFF JTでは大人数で研修・講演会に参加したり、あるいは社員が個々人で通信教育を利用するなどして仕事に必要な知識を学ぶのが一般的です。現場を離れて知識の習得に専念できるため、比較的複雑な業務に従事してもらう際に有用と言えるでしょう。OJTとOFF JTはどちらが優れているというものではないので、対象となる社員や研修内容に応じて使い分けるのがおすすめです。
社員のスキル向上促進において代表的な取り組みとしては、研修やセミナーの活用も挙げられます。社内での研修・セミナー開催は自社の業務に即した内容を組めるため、社員が自分のポジションや部署の業務内容に合わせて実践的なスキルを学べるようにしましょう。ただし、「業務に関する知識やノウハウがあること」と「人に教えられること」は別の能力です。社内の人材で研修・セミナーのクオリティを十分確保できそうになければ、外部のスクールを活用したり専門講師を招いたりすると良いでしょう。また、スキル向上は「資格」という分かりやすい形で実現するのもおすすめです。資格取得の過程で十分な知識や技術が身に付くだけでなく、合格すれば社員のモチベーション向上も期待できます。
外部の研修やセミナー活用、および資格の取得には費用が発生する場合が多いです。スキル向上のために取り組んでもらうにしても、社員の経済的負担が増えてしまわないように注意を払ってください。研修参加費や受験料などは企業負担として、スキルアップに対するハードルを下げてあげましょう。人材育成にかかる費用は、企業にとって必要な経費なのです。
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社員のスキル向上を効率的に進めるためには、上記で紹介したような取り組みをただ実施するだけでは十分とは言えません。取り組みの効果を最大化させるためには、次のポイントを押さえた上で施策に取り組みましょう。
社員のスキル向上は、結局のところ当人たちのモチベーションが重要なポイントと言えます。どれだけ自社から積極的にアプローチをかけても、社員のやる気がないようではスキル向上は望めないでしょう。モチベーションを維持してもらうためにはスキル向上を実感してもらうことが大切ですが、企業側からできる有効なアプローチは「人事制度への反映」です。自分の頑張りが適切に評価されてこそ、社員は「次も頑張ろう」という気持ちになります。社員のスキル向上は人事評価制度に組み込んで、昇進や昇給に反映させる仕組みを作りましょう。目に見えない「スキル」という要素を適切に評価するためには、「目標管理」を人事評価と連動させることが重要です。例えば目標管理で一定のレベルに達する、あるいは所定の条件を満たすことで報酬ランクが上がるなど明確な基準を設けると効果的でしょう。
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自身のスキル向上によって収入アップを期待する社員は多いです。したがって、人事評価とは別にスキル向上や資格取得への報酬・手当を用意するのも社員の意欲向上に効果的です。即時的な給料アップや手当の支給など、スキルが向上することでどのようなメリットがあるのかを分かりやすく提示・周知するようにしましょう。例えば特定資格の保有・取得、あるいは専門スキルを獲得した後に毎月数千円~数万円の手当をインセンティブとして支給する方法がよく用いられています。
スキル向上の取り組みを実践するにあたっては、いくつか気を付けておきたいこともあります。例えば「コスト管理」がその代表的なものの1つです。外部研修・セミナーへの参加、資格取得を促す場合、コストは企業側で負担するのがベターと言えます。ただし、参加者が増えればもちろん自社の金銭的な負担が大きくなるため、どの程度までを許容範囲とするのかは慎重に判断しましょう。例えば資格を例に見ると、国家資格は比較的受験料が安価なのに対して民間資格は割高な傾向があります。コストが高くなりそうであれば対象資格を絞り込む、あるいはサポート期間や受験回数に制限を設けるなどして調整しましょう。また、コスト管理は手当を支給する場合も同様に注意が必要です。設定金額が高額だとコスト負担が増えるので、設定金額や対象者数は慎重に協議・予測をしましょう。
人事制度にスキル向上を盛り込む際は、「不公平感をなくす」という点を意識してください。資格やスキルの取得難度に見合ったリターンがなければ、社員は不満を募らせてしまうでしょう。社員に納得してもらうためにはスキルの評価基準を可能な限り可視化して、客観的に判断できる仕組みを整えてください。スキルの可視化には「担当可能な業務範囲」や「数値」を用いるケースが多いです。
スキル向上は生産性アップ・求職者へのアピール・離職率の低下など、企業にとって様々なメリットが期待できる取り組みです。業務内容や対象者に合わせたOJT・OFF JTの開催、もしくはセミナーや研修の実施で社員に積極的なアプローチをかけましょう。資格取得費用を補助してあげると、社員のモチベーションアップにも効果が期待できます。社員が自発的に成長したいと思える環境を構築し、自社の発展に繋げていってください。
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