今や我々の生活に欠かすことが出来ない存在となったのが「IT」です。ITの世界への転職を考えた場合にIT業界の将来性はどうなのかや求められるスキルにはどのようなものがあるのかなどが気になるという人は多いでしょう。この記事ではIT業界について、今後の動向予想や就職する際に必要となるスキルなど詳しく紹介していきます。

IT業界の市場規模は?

IT業界とはそもそもどういった業種を指しているのかですが、経済産業省の分類における情報サービス業がそれに当たります。情報サービス業はソフトウェア業、情報処理・提供サービス業、インターネット附随サービス業の3業種が含まれています。IT業界全体の売上高と従業員数は1990年頃から急激に伸びています。2019年の調査では、IT業界の規模は15.6兆円と全136業界の中で23位、伸び率は+2.9%で、全136業界の中で80位です。IT業界は2010年代前半にリーマンショックや東日本大震災の影響で低迷していたのですが、政権交代以降ゆるやかに景気の回復があり規模も増加しています。IT業界は実際の景気動向よりもやや遅れる傾向にあり、完全に景気とリンクしないため、景気が良くなりしばらく経ってから需要が増えだすといった側面を持っているのです。

2018年-2019年のIT業界の業界規模は15兆6,309億円(主要対象企業176社の売上高の合計)となっていますが、これは景気が回復してきたことによって企業がIT分野への投資を再開したり増加した影響があります。また、近年においてはマイナンバーの導入や金融機関のシステム更新など、大型案件もあったために好調な業績を残しているのです。

2020年以降注目したい3つのポイント

IT業界は非常に流れの早い業界なので、就職や転職を考える場合には将来性を重視する必要があるでしょう。IT業界において2020年以降注目したいのは、AI(人工知能)・VR(仮想現実)・仮想通貨の3つの項目です。これらの項目について詳しく紹介していきます。

  • AI(人工知能)

IT業界で最も注目されていると言っても過言ではないAI(人工知能)は、近年あらゆる産業で活用が期待されているもので、ニュースなどでも取り上げられているのを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。自動車における自動運転など自動化はかなり開発が進んでいます。自動運転が実用化される時代も間近に迫っていると言われていますが、AIが自動運転出来るようになればその自動運転をしているAIをハッキングなどから守らなければなりません。自動運転するだけではなく守るためのエンジニアも必要になるのです。また、AIを使用したチャットでの接客などは既に多くの企業で導入されていますが、実店舗における無人の小売店なども実用化に進んでおり、こういった無人化店舗においてもAIの重要性は高くなっていきます。

今既に実用化されていたり、実用化が検討されている産業においてAIが普及することはもちろんですが、それ以外の産業や分野においてもAIの普及は進んでいくことが考えられます。今後より一層AIが注目されていくのは間違いないことでしょう。

  • VR(仮想現実)

今後のIT業界はVR(仮想現実)も注目が高まっていくでしょう。VRとは、バーチャルリアリティーの頭文字を取ったもので、すでに実用化が多数行われています。代表的なVRの実用化として挙げられるのが、ゲームの世界です。専用のゴーグルを使用してゲームをすることによって、ゲームの世界に自分が入り込んだかのように楽しむことが出来ます。また、現実では難しい海の底に入ってみるという映像など実際に自分が体験しているかのような映像作品も数多く出ています。プロ野球をVR観戦することが出来たり、実際にプロのボールを打ったり捕ったりするような体験ができるVRもあるのです。

VRというとアミューズメント系のイメージを持っている人も多いかもしれませんが、医師が臨床の疑似体験を行うなど医師のトレーニングや実際の手術などでもVRが取り入れられるようになってきました。また、不動産業界ではわざわざ現地に行かずとも内見が出来るシステムを導入しているケースもあります。転勤などで引っ越す場合に貴重な休日に家探しのために転勤先に訪れる必要なども無くなっているのです。このようにVRは既に我々の生活に溶け込みつつある存在で、今後もこの流れはとどまることを知らないでしょう。

  • 仮想通貨

一時期テレビコマーシャルでも仮想通貨取引所のものが多数流れるなど大ブームとなった仮想通貨ですが、仮想通貨取引所のセキュリティ問題などでブームが去ったように思われていたり、仮想通貨自体怪しい存在だと考えている人も少なくありません。しかし、仮想通貨は下火になったわけではなく、今でも多くの人が仮想通貨の取引を行ったりマイニングを行ったりしています。海外では一般化していますし、日本でも大手企業が参入しているようにベンチャー企業のものではなく安定した存在になりつつあるというのが現実です。

仮想通貨はそのほとんどがブロックチェーンという技術によって支えられていますが、このブロックチェーンという技術は仮想通貨だけではなく様々な分野でも応用することが出来るとして注目されている技術です。仮想通貨はインターネット上の通貨なので、IT業界としては今後もさらに注目されるでしょう。

IT業界の分類・求められるスキル紹介

IT業界と一口に言っても様々で、業種によって求められるスキルは異なります。インターネット業界・Web業界においては、様々な働き方や職種が存在しています。Webデザイナー志望者は、HTML/CSSとJavaScript、Photoshopなどといった言語やソフトが扱えるというのは最低限のスキルとされています。ただサイトデザインが出来るだけではなく、そのデザインセンスも求められることになるでしょう。情報処理サービスにおいては、ビッグデータを活かせる人材が求められます。インターネットが普及したことによって集まったデータを活かして企業のITコンサルティングなども行えるような人材が必要です。

ソフトウェア業界はスマホの普及によりOSや多種多様なアプリの開発が活発に行われています。スピード感が求められる業界なので、高いプログラミングスキルに加えて交渉力と迅速さが求められるでしょう。ハードウェア業界は、PCだけではなくスマホやタブレットといったモバイル端末も対象です。スマホやタブレットの急速な普及により、モバイル端末関連のアプリケーション開発技術や、プログラミングはもちろん、OSに依存しないHTML5アプリケーションのためのHTML5言語などのスキルが求められます。

IT業界はますますの成長が期待できる!

この記事ではIT業界の今後について紹介してきました。IT業界は景気低迷により一時停滞した時期もありましたが、AIやVRなど様々な技術が進化しており、今後も右肩上がりで成長していくことが期待できる業界だというのが理解できたのではないでしょうか。ITは我々の生活と非常に近い存在なので、これからも注目してみましょう。

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