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最も成功している企業は、社員が自分たちの努力が会社に十分に評価されていると感じることが、会社の業績にも直結することを認識しています。 目標達成のためのモチベーションとして報酬や福利厚生を掲げる企業も多くありますが、成果を上げた社員を評価する際には、金銭的報酬以外の評価「レコグニション」にも目を向けることが重要です。 この記事では、レコグニションの意味と効果的なレコグニションを与えるためのヒントをご紹介します。
この「レコグニション」は、会社にとって最も重要な経営資源である「人材」をマネジメントする重要な取り組みにも関わらず、ほとんどの企業ではそのノウハウは習得されていません。社員を適切に評価するということは、数値だけではなく、成功を支えている社員を大切にすることです。そのため、働きがいのある会社は、成果を上げた社員にどう報いることができるか常に見直しているのです。
残念なことに、企業の規模が大きくなればなるほど社員にレコグニションを与えることは難しくなります。社員の規模が拡大するにつれ、個々の社員に対する注目が薄れてしまうからです。そのためリーダーは、組織の目標やコアバリューをサポートすると同時に、社員の意欲や満足度を維持する方法を常に考え直さなければなりません。
レコグニションとは、英語で「達成や貢献、能力に対する感謝や称賛」を意味し、人事制度では「従業員の会社に対する貢献を適切に認識し、それに対して感謝・称賛を伝える仕組み」として使われています 。その社員がどのような人物で、何をしているのかを公に認めることで、職場もよりインクルーシブで人間味のあるものになります。
ポジティブな評価を求めるのは人として自然なことであり、優秀な社員は成功を強く望んでいます。ビジネスとチームの両方にポジティブな影響を与えていることを実感できれば、目的意識を持つことができ、その結果、転職の機会を求める可能性が低くなります。長い目で見れば、社員の定着率や企業のブランド力の向上につながり、それは優秀な人材を惹きつける重要なファクターともなります。
実際、オンラインアンケート調査会社のSurveyMonkeyと社員の満足度を高めるソリューションを提供するBonuslyの合同調査では、1,500人の回答者のうち、企業に「いつも」あるいは「たいてい」自分の努力が評価されていると感じている人の63%が、今後3〜6ヶ月の間に転職活動をする可能性は「非常に低い」と回答しました。一方、「まったく」「めったに」評価されていないと回答した人のうち、今後3〜6ヶ月の間に転職活動をする可能性が「非常に低い」と答えた人はわずか11%でした。
また、全回答者の82%が、職場で評価されたときに幸せを感じると答えています。これにより、モチベーションと生産性が数段向上し、ポジティブな企業文化と効率的なチームが育まれます。
レコグニションは、一般的な褒め言葉を伝えるのではなく、売上目標の達成やキャリアの発展など、具体的な成果と結びつけて評価・表彰することで、より意味のあるものになります。また、具体的に評価することで、社員は仕事で成果を上げることが評価につながるということを理解しやすくなり、次のプロジェクトへのモチベーションにもつながります。
職場で感謝を示すこととはどういうことなのか、その意義を再考してみるのもいいかもしれません。効果的なレコグニションは必ずしも金銭で支払われる必要があるわけではありません。金銭を通じたレコグニションの場合、そのほとんどが社員の士気を一時的に高めるにとどまります。若手社員は、キャリアアップに貪欲であり、ト研修や出張、ネットワーキングイベントなど、新たなスキルを開拓するための新たな機会を望んでいます。
組織文化の構築に関するスペシャリストであるマーガレット・グラツィアノ氏によると、社会人の80%は、金銭で支払われる報酬によってエンゲージメントや働くインセンティブが高められるとは考えていません。むしろ、企業の従業員の40%は、成長機会、やりがいのあるプロジェクト、キャリアが前進したと実感できる機会など金銭以外のものを求めています。残りの40%は、企業のミッションやビジネスに貢献していると感じることや、顧客とつながりを実感することを求めています。
古くなってしまったニュースに価値がないのと同じように、成果を出してから何ヶ月も経ってから評価・表彰されても、すぐに評価が与えられた場合と同じような価値はありません。また、評価のタイミングが遅れることで、意図的にそうしたかのように見られる可能性もあります。社員の成果に対するレコグニションを意識的に行う意識を持ち、それを実現するための体制を構築することで、社員の成果をタイムリーに評価する機会を逃さないようにしましょう。
世論調査大手のギャラップによれば、過去7日間に優れた仕事をしたときに評価や表彰を受けたか?という質問に対して、強くそう思うと答えた社員は、3人に1人しかいません。また、自身の努力が上司に無視されていると感じている社員も多く、十分に認められていないと感じている社員は、1年以内に退職する可能性が2倍になると言われています。
このような考え方では、従業員がやる気を感じるだけでなく、自分の頑張りに達成感や価値を感じることは難しいでしょう。例えば、アップルは、長年にわたり、社員の努力が自社の成功に不可欠であることを理解し、認識してきた企業の一つです。カルフォルニア州クパチーノに本社を置くアップルは、大成功を収めた年のサンクス・ギビング(感謝祭)シーズンには長期の有給休暇を提供するなどの特典を提供してきました。また、世界各地の社員が同じだけの休暇を取れるようにするなど、きめ細かな配慮も行っています。
一方、グーグルでは、社員が同僚の仕事ぶりを評価する「gThanks」プログラムを設けています。このプログラムでは、社員同士がお互いを推薦し合うことで、175米ドルのボーナスを受け取ることができるようになっています。また、仲間の努力や成果にスポットを当てた感謝状やメールを社内の掲示板に掲載すること(ウォール・オブ・ハッピーと呼ばれる)で、一緒に働く社員に感謝したり、社員のモチベーションを高めています。このような取り組みを行なっているアップル社とグーグル社が、フォーチューン誌の「最も働く価値のある会社」や、企業口コミサイトのGlassdoorの「最も働きがいのある職場」で毎年上位にランクインしているのは当然のことといえるでしょう。
企業の生産性、ブランディング、そして最終的には社員の定着を促す重要な要素の一つとして、レコグニションは企業の人事戦略上、必要不可欠と言えます。また、社員の評価がダイレクトに報酬に反映されることも大切です。なお、職場環境改善のためのソリューションを提供するAchieversの調査によると、転職を考えている回答者の44%が、その一番の理由としてレコグニションの欠如を挙げており、69%がより優れたレコグニション制度があればとどまることを後押しされるだろうと回答しています。
適切な管理ツールを導入してパフォーマンスを記録し、社員の優れた仕事の成果にスポットを当てれば、社員のモチベーションがより維持されやすくなりますが、これは社員が精神的に辛い時期にある時にはなおさらです。これらの詳細については、弊社の採用・転職ガイド「人材トレンド 2021」をぜひダウンロードしてご覧ください。
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