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「働き方改革」から見る業務効率化・生産性UPを促進させる施策

近年、話題となっている「働き方改革」に向けて、いかにして生産性向上を狙うのか、さまざまな問題点や具体的な施策より追ってみましょう。また、いまからでも意識するだけで簡単に行える生産性アップの方法もあわせてご案内していきます。
生産性向上とは何か~定義と現状
生産性向上とは、時間当たりの付加価値を向上させることです。現在、日本の労働生産性はOECD加盟国35ヵ国中20位となっており、お世辞にも良い水準であるということはできません。また日本では一人当たりの労働生産性もOECD加盟国35ヵ国中21位となっています。
このように、日本における生産性の現状は世界レベルで比較した場合「低い」という結果になっています。
生産性向上を阻む3つの問題、3つのムダ
生産性向上を阻む3つの問題「時間のムダ」「人材のムダ」「コミュニケーション不足から起こるムダ」について解説していきます。
生産性向上を阻む「時間のムダ」とは具体的にどのようなものなのでしょうか。例として「会議」を取り上げます。月曜日に本社で会議をする慣行がある企業は多くみられます。
しかし、わざわざ地方から毎週月曜日に上京して会議を行うメリットは何でしょうか? また、メリットがあるとしても会議に伴うコストに見合った成果が得られているのでしょうか?
こうしたムダな慣行を取りやめてWeb会議に移行すれば、時間も交通費も大幅に削減することができます。
次に「人材のムダ」とはどのような無駄なのでしょうか? 具体的には単純なルーティンワークをするために社員を雇用することなどがあげられます。そうした作業はアウトソーシングを活用することでコストを削減することができます。
最後に「コミュニケーション不足から起こるムダ」とはどのような無駄をさすのでしょうか? 具体的にはよくある連絡不足からの「たらいまわし」です。こういった無駄をなくすためにはスカイプのチャットなどのツールを利用して、情報を共有していくことで解決を図ることができます。
仕事での生産性を上げる方法~集中力アップ・リフレッシュ方法とは?
実際の仕事で生産性を向上するためにはどのようにしたらよいのでしょうか? ここでは簡単に導入することができる、仕事での生産性を上げるための集中力アップ・リフレッシュ方法をご紹介していきたいと思います。
•十分な睡眠をとる
睡眠不足は労働力の低下に直結します。ですから、普段から「早寝早起き、朝ごはん」の習慣を身につけるように心がけましょう。
•健康な食事を食べる
人間にとって食は大事なアイテムになります。食生活の乱れは体調の乱れに直結するケースが多くみられることからもわかります。ですから、しっかりと三食をなるべく定時にとるようにしましょう。また、好き嫌いなく野菜も食べて、しっかりとバランスよく栄養分を補給しましょう。
•適度な運動する
運動不足による生活習慣病の増加が問題になっています。体調管理は労働生産性の向上にとっても重要なファクターになります。ジムに通って運動するのもよいですが、まず一駅歩く習慣をつけてみましょう。ウォーキングは効果的な有酸素運動ですので、運動不足の解消に役立ちます。
•整頓としたデスクを維持する
机の上が乱雑に散らかっていては、資料を探すのも一苦労になります。普段から机の上を整理整頓しておきましょう。
•適度な休憩
定時に適度の休憩をとることで、気分がリフレッシュされるため、生産性の向上効果が期待できます。
•自然の空気(外)で呼吸する
オフィスにこもってばかりでは、気分が滅入ってきませんか? たまにはオフィスの外に出て新鮮な空気を呼吸して気分をリフレッシュしましょう。
•水分補給をする
屋内でも熱中症が問題になっています。適度に水分補給をすることを忘れずに仕事をしていきましょう。
•スマホばかり見ない
スマホばかり見ていては、生産性は向上しません。気分転換はスマホ以外で行うようにしましょう。
いかがでしたでしょうか? 昨今頻繁に取りあげられている「働き方改革」について、どのように働き方を変えて生産性を上げるのか、それぞれの問題点や具体的なアプローチを取り上げました。今後の働き方についてあらためて考えてみる一助になれば幸いです。