『エルメス』、『ルイ・ヴィトン』、『シャネル』・・・・・・いわゆる外資系ラグジュアリーブランドは、アパレル業界に身を置く方にとって憧れの的。外資系ラグジュアリーブランドで働くことは、アパレル販売員にとってステータスといえます。その地位を獲得するために必要なスキル・知識とは、どのようなものでしょうか?

高い商品知識とブランドに対する理解力

高額な商品を扱う以上、自社の製品について、広汎で詳細な知識を備えていることが必要です。
しかし、それは大前提に過ぎません。それ以上に求められるのは、何よりも、そのブランドに対する理解力です。
外資系ラグジュアリーブランドの高額な商品が好まれるのは、高品質な衣料品、アクセサリー、鞄、靴といった商品それ自体もさることながら、それらの商品が体現しているブランドの価値に訴求力があるからです。ブランドの価値とは、その企業の歴史・ストーリー、過去から現在までの商品群などから感じられるトータルのイメージから生じます。
そのブランドの発祥から、どのような変遷を経て、現在に至ったのか。これまでの歴史、それぞれの時代において、いかなる世界観を構築してきたのか。現在のファッション業界において、どのような立ち位置を確保しているのか、など。それらを知識として勉強するだけにとどまらず、深く理解したうえで、自身の感性に落とし込めるまで取り込んでおくことが必要です。

コミュニケーション能力

外資系ですから、上司、同僚との社内コミュニケーション、お客さまとのコミュニケーションにおいて、英語力が要求されることも当然です。そして、大切なのは、その内容です。
外資系ラグジュアリーブランドの顧客層は、経済力はもとより、知性、文化的教養も高い方が少なくありません。日頃から、ハイセンスな商品に触れ、ハイクオリティなサービスを受けることに慣れており、優れた審美眼を持ち、接客に求めるレベルも高い水準にあります。
顧客の要望を的確に把握するためのヒアリング、顧客の購買意欲を引き出すためのプレゼンテーション、さらに、ラグジュアリーでセンスのよい会話を楽しめる、TPOや場のステータスに見合ったフリートーク、そのいずれもにおいて、顧客の高いレベルに合わせた会話を成立させるコミュニケーション力が必要です。それは、一朝一夕で身につくものではありません。日頃から、海外、特に欧州の古典文化、芸術、美術などの勉強をして造詣を深めましょう。日本の文化、芸術、美術についても、同様です。

忍耐心・向上心・フレキシビリティ

家族意識が強い日本企業は、人間関係、序列、プロセスを重視します。他方、外資系企業が重視するのは、結果です。どのような結果を出すことができる人材かが、厳しく問われます。実力さえあれば、それに応じた高待遇を受け、さらに上をめざすチャンスを与えられます。

常にスピード感が大切にされます。慣行に縛られないため、人員の交代や業務指示の変更も驚くほど頻繁です。競争は激しく、常に結果を要求され、環境は目まぐるしく変化します。確固たる忍耐力、フレキシブルな対応力を備える必要があります。
そして何よりも、企業と顧客から求められる水準にまで、自分を高めて身を置こうとする向上心が大切です。立ち止まることなく、日々、自分のスキルを磨き続けることです。それは、あなた自身が、そのブランドにふさわしい人材であることを保証するためのものです。あなたが、ブランドの一部であることを担保するための努力といえるかもしれません。

外資系ラグジュアリーブランドで働くには、総じて、厳しい環境を生き抜くためのバイタリティーが要求されるのです。しかし、努力が実を結んだときには、早く、大きな見返りがあり、チャレンジのしがいのある職場でもあります。挑戦して、万一挫折したとしても、自分を向上させる努力をした経験、身についた知識はあなたをひと回り成長させてくれるでしょう。

以上のように、外資系ラグジュアリーブランドで働くためには、外資系企業特有のフレキシビリティーやバイタリティーのほか、業界特有のブランド知識や商品知識が求められます。高い向上心を持ってトライすることが外資系リテールで働くために最も重要なことであるといえるでしょう。

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