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外資系製薬会社のMRはなぜ高収入?なるために必要な条件とは?

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06/04/2020

高収入な職業の一つとして、外資系製薬会社のMRが挙げられます。収入が多いのは嬉しい情報ですが、なぜ高収入なのかまでは存じ上げない方もいらっしゃるのではないでしょうか。なぜ高収入なのかを知っておくことは、転職においても役立つ情報です。この記事では外資系製薬会社のMRが高収入である理由と、転職するために必要な条件について解説します。

外資系製薬会社と日本の製薬会社の違い

同じ製薬会社でも、外資系と日本の製薬会社は規模や企業の大きさが異なります。外資系製薬会社は、世界に展開しているほどの規模を誇っている大企業が多いとされています。製薬会社の世界ランキングを見ると、日本で最大の製薬会社でもその順位は16位と、トップテンに入りません。それほど世界の製薬会社の力が強いといえます。強力な製薬会社には自然と世界から幅広い人材が集まり、規模も大きくなっていきます。

世界から注目されるだけあり、日本の製薬会社に比べると研究開発費も桁違いに大きくなります。海外の大手製薬会社がかける研究開発費は、日本の約4倍であるとされています。費用を多くかけるほど研究に力を入れることができるため、海外では新薬開発が盛んに行われています。新薬の開発には費用のほかに、製造や売込みのための人材も必要となります。研究開発費に見合う開発を行うために多くの人材を集めるようになり、その結果自然と大企業へと育っていく、というのが日本の製薬会社よりも外資系製薬会社の方が世界規模の大企業となっている理由です。

外資系製薬会社のMRはなぜ年収が高いの?

Medical Representativeの略語であるMRは、医療情報担当者という意味を持ちます。簡単にいえば、医薬品の専門家です。自社の薬品の特性や有効性、安全性などを医療従事者に正しく伝えるのが主な業務です。商談相手は医師や薬剤師など医療のスペシャリストであるため、売り込む側のMR自身もそれ相応の専門知識を持っている必要があります。自社の薬品に関する情報を熟知するのはもちろんのこと、他社の薬品の特性についても知り、自社薬品の売込みに役立てる必要があります。大量の知識を身につける必要があるため、収入は多くなります。

外資系製薬会社の給与体系も、高収入につながる理由の一つです。日本の製薬会社と違い、外資系製薬会社の給与体系は成果報酬型です。実績をあげれば、年俸にプラスしてインセンティブ給が支給されます。日本は固定給のため得られる収入に上限がありますが、外資系製薬会社は実績をあげればあげるほど多くの収入が得られる、ということです。特にMRは専門知識と営業力の両方を問われる業務が多いため、年収が高めに設定されています。

外資系製薬会社のMRに転職する際に問われる条件

高収入が魅力的な外資系製薬会社。MRとして転職するには、どんな条件が求められるのでしょうか。事前に知っておけば、転職活動をスムーズに行えますよね。ここでは、外資系製薬会社のMRとして転職するための条件をご説明します。

1.日本でのMR経験

外資系製薬会社のMRに転職するための条件の一つとして、まず日本で積んだMRの経験が問われます。外資系といえど、日本では日本の医療関係者へ営業を行います。過去にMR経験を積んでいれば、手っ取り早く日本の医療関係者と良好な関係を築けます。即戦力となる人材を求める傾向のある外資系製薬会社にとって、過去のMR経験ほど大きな魅力はありません。少なくとも3年の経験は求められるようなので、外資系製薬会社への転職を考えている方は、まず日本の企業でMRの経験を積みましょう。

2.MRとして関わった医療機関の規模や診療領域

MRとして関わった医療機関の規模や診療領域も問われます。外資系企業が求めているのは即戦力であるため、入社前から高いスキルを持っている人材を採用する傾向にあります。もともとの能力が高いのが前提であるため、中途採用後の手厚い研修はありません。また、外資系企業はまんべんなくスキルを身につけることよりも、専門性を絞ったスキルを伸ばしていく傾向にあります。

MRとしての能力は、働いている期間の長さのほかに、どれだけ大きなエリアを担当したかを判断材料とされます。MRのキャリアパスとしては、エリア担当より病院担当、病院担当より大学病院担当、といったように担当した規模が大きいほど上になっています。即戦力を求める外資系製薬会社に転職するためには、大規模エリアの担当経験が必須であるといえます。

診療領域も、転職するうえで重要なポイントです。医療と一口にいっても、がん診療や心疾患など多様な診療領域があり、求められる知識も異なります。専門医を相手に薬品を売り込むには、営業側も充分な専門知識を身につけておく必要があります。得意な診療領域を身につけておくことは、専門性を伸ばそうとする外資系企業への転職に大いに役立ちます。

外資系でも高い英語力は問われない

外資系企業で働くからには高い英語力が必要なのでは、と心配になる方も多いと思いますが、外資系企業に英語力は問われません。なぜなら、外資系製薬会社といえど、日本で採用した場合は日本の医療関係者を相手に商談を行います。日本人が相手なら、英語が話せなくても問題はありません。

しかし、英語力を持っているに越したことはありません。外資系企業では社内でのコミュニケーションに英語を使うケースが考えられるため、日常会話レベルの英語を学んでおくと安心です。また、薬品や治療方法など医療の専門知識を得るために、英語の文献を読む場合もあります。こうした文献を読み解くには、英会話力よりも英語の専門用語を理解できる能力の方が必要とされます。専門用語は経験を積めば自然と覚えられる傾向にあるため、無理に英語を学ぶ時間を作る必要はありません。

外資系製薬会社のMRに転職するのに英語力は必ずしも必須とはされませんが、身につけておけば便利であることは間違いありません。しかし、あくまでも重要視されるのは経験や知識の量です。外資系製薬会社への転職を考えている方は、MRの経験や専門知識を身につけることをメインとし、余裕があれば英語の勉強を行うようにするのがベストです。

計画的にMRのキャリアを積もう

外資系製薬会社のMRは高収入であるぶん、それに見合うだけの能力が求められます。未経験からいきなり外資系製薬会社のMRになるというのは無理に等しいので、将来転職を考えている方は今のうちにキャリアを積んでおくことが大事です。特に外資系企業は即戦力を求めているので、充分な経験や専門知識を身につけてから転職活動に臨むのが成功への近道になるでしょう。

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