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外資系会計事務所とは?仕事内容や転職活動のポイントを紹介

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11/03/2020

日本にある外資系会計事務所には、BIG4と呼ばれる国際的な会計事務所と提携関係にある「四大監査法人」と「その他会計事務所」の2種類があるのをご存知でしょうか。そんな2つの外資系会計事務所の特徴を、仕事内容をふまえながら説明していきます。また転職するにあたり押さえておきたい、それぞれの会計事務所を選ぶポイントや、転職活動のポイントも解説していきます。

外資系会計事務所とは?

外資系会計事務所へ転職したいなら、外資系会計事務所がどんな会社なのか把握する必要があります。そこでこの段落では外資系会計事務所の特徴や仕事内容について説明していきます。

2種類ある外資系会計事務所の特徴

外資系会計事務所は、大きく2種類に分けられます。四大監査法人と呼ばれる外資系会計事務所と、その他の会計事務所です。まず四大監査法人とはグローバルに展開する四大会計事務所と、メンバーファーム(業務提携をしている会計事務所)となった監査法人を指します。四大会計事務所はニューヨークに本部があるDeloitte(デロイト)、アムステルダムに本部があるKPMG(ケーピーエムジー)、ロンドンに本部があるPwC(プライスウォーターハウスクーパース)とEY(アーンスト・アンド・ヤング)の4つです。四大会計事務所はBIG4とも呼ばれており、各国の主要会計事務所と提携して国際的活動の拠点としています。また日本の四大監査法人の出資者は日本人ですが、ロイヤリティなどの加盟料を収めているので外資系会計事務所と呼ばれています。

四大監査法人はクライアントが大企業の場合が多く、また分業制で仕事を進める傾向が強いです。逆に四大監査法人以外の、その他会計事務所は中小企業がクライアントである場合が多いです。収入面も四大監査法人に比べると見劣りします。

2種類ある外資系会計事務所の仕事内容

外資系の会計事務所の仕事としてはアウトソーシング業務、レポーティング業務、コンサルティング業務が挙げられます。アウトソーシング業務は日本に管理部門がない外資系企業のために、日々の記帳や決算、給与計算・社会保険手続きなどを代行するサービスです。レポーティング業務は日本支社や支店の業績を、本国の言語や会計基準に修正して資料を作成し、報告するサービスです。最後にコンサルティング業務は国際税務や、M&A関連業務が中心となります。これら3つの業務はどの事務所においても共通していますが、どの業務に力を入れているかは事務所によって異なります。

例えば四大監査法人の場合、記帳代行や給与計算などのアウトソーシング業務は少ないです。またクライアントに経理部を持つ大企業が多いので、決算書もクライアントが作成する傾向にあります。M&Aや国際税務など高度な税務の経験はできますが、一般的な会計事務所より仕事の範囲が限定される傾向にあります。逆に四大監査法人以外の会計事務所は記帳代行や給与計算業務の機会が多いです。決算書も会計事務所側で作成したり、クライアントに対して作成指導したりします。また分業ではないので、一人が幅広い業務に対応する傾向にあります

それぞれの外資系会計事務所を選ぶポイントは?

四大監査法人と、その他の会計事務所について転職先としての魅力やポイントについて紹介していきます。まず四大監査法人は年収が魅力、入所直後であっても年収500万円前後が可能です。入所して4年目~5年目で用意されるシニアスタッフで700万円~800万円、更に実務経験を積みマネージャーになれば1000万円前後、役員クラスなら年収1500万円以上の人もいます。分業制で業務を進める傾向が強いのでチームで仕事をすることが多く、繁忙期以外は休みを取りやすいのもポイントです。また事務所によっては税理士試験にむけた試験休暇が用意されています。

四大監査法人以外の会計事務所は事務所のトップと直接話せるのが魅力、四大監査法人だと通常は経理部長までです。事務所の社長から、事務所を運営するノウハウなどを聞けるので独立を目指す方にはオススメです。また少額減価償却資産や簡易課税など中小企業向けの仕事や、自分の部署以外の幅広い仕事を経験できます。

外資系会計事務所に転職する注意点は?

外資系会計事務所には、日系の事務所とは異なる社風・習慣があるので転職する場合は注意が必要です。例えば外資系会計事務所は休みを外資系企業に合わせていることが多いです。そのためゴールデンウイークの期間が短かったり、祝日がなかったりする場合もあります。また四大監査法人の中でも、それぞれ社風が異なります。例えばPwCと提携関係にあるPwCあらた監査法人は海外案件に強く、グローバルに活躍したい人向けの事務所です。

外資系会計事務所では新卒者や実務経験が浅い転職者にはアナリストというポジションを与え、実務経験を積ませたらマネジメントもできるシニアというポジションを与えます。アナリスト、シニアどちらのポジションも激務とされています。また外資系企業は結果を重視する傾向があるので、個人が受け持つ仕事量や責任が日系企業よりも増えがちです。

外資系会計事務所に転職するためのポイントは?

外資系会計事務所に転職するためには、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?まず重要なのは実務経験と英語力をアピールすることです。実務経験に関しては会計事務所での実務経験だけでなく、外資系企業での経理経験も評価されます。英語力は日常会話レベルではなく、ビジネスシーンで通用するレベルが理想です。ただし外資系会計事務所であっても、全ての部署で高い英語力が必要とされる訳ではありません。英語が話せない状態で入社し、入社後に英語力を身に付けて海外案件を担当する人もいます。

実務経験と英語力以外でアピールに繋がるのが資格(税理士科目)です。税理士試験に合格しているのが理想的ですが、税理士科目を2~3科目合格しているだけでも十分なアピールになります。税理士科目の合格者以外だとUSCPA(米国公認会計士)やBATIC(国際会計検定)の取得者でも評価の対象となる場合があります。またアナリスト、シニアスタッフなどのポジションは激務なので、肉体的・精神的なタフさもアピールになるでしょう。

外資系会計事務所に転職してキャリアアップしよう!

外資系会計事務所には、BIG4のメンバーファームである四大監査法人とその他の会計事務所があります。分業制の傾向が強い四大監査法人では専門分野を探求できます。一方、その他の会計事務所は幅広い分野の業務を経験できる点がメリットです。また事務所によって重点をおいている業務内容は異なるので、それぞれの会計事務所の特徴を把握して転職先を選ぶことが大切です。

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