グローバル化が進む中、外資系企業への就職を望む若者が増えてきました。中でもマーケティング業務はメーカーにおける花形職種で、強い憧れを持つ人も少なくありません。この記事では外資系マーケティングの特徴やトレンド、また日系企業の違いなどについて解説していきます。外資系マーケティング職について詳しく知る事で、自分なりに夢を実現させる方法を見つけられるかもしれません。
 

1.外資系マーケティングの特徴

外資系マーケティングの求人に応募する際は、まず特徴をしっかり把握しておく必要があります。ここでは外資系マーケティングの仕事内容や日本での市場展開の特徴、また求められる人材について解説していきます。

1-1.仕事内容の特徴

マーケティングとは、売上が出る仕組みを作ることです。売れる仕組みを作るには綿密な工程が必要で、まずは消費者が求めているものや競合他社の分析をするために市場調査を行い、プロジェクトの目的や目的を達成させるための顧客ターゲットを設定します。ターゲットとする顧客のニーズを分析・理解を深めた上で新商品の企画し、新商品が決定した際にはエンジニアに概要と情報を伝えます。また新商品の価格設定も大切な業務です。消費者からの意見や競合他社が設定している価格も考慮しながら決定していきます。

いかに効率良く売るか、流通経路を設計した後は新商品の存在を広く知らしめるために宣伝活動を行います。TVCMやSNS上の広告、Webサイトの記事やYoutube動画などを駆使し、消費者に「買ってみたい」と思わせることが重要なミッションです。ユーザーニーズの研究・分析から、実際にユーザーに商品が届くまでの流れを視野に入れながら仕事を進めていかなければいけません。加えて外資系企業となると、通常のマーケティング業務に加え、海外本社やエリア拠点とのコミュニケーションも密にとりながら仕事をしていく事になります。

1-2.市場展開の特徴

外資系企業の最大の特徴は低価格戦略です。具体的には短期間に集中して全国チェーンを展開する、日本では考えられない規模の大型店舗を設置するといったやり方があります。日本市場に合わせて商品やサービスを調整するのはもちろん、日本製では見られない独自性もアピールしながら、虎視眈々と国内シェア拡大を狙っています。また各社のマーケティング戦略は熾烈ですが、その中から勝ち抜く方法としてデジタルマーケティングの重要性が高まりつつあります。

その他、リードジェネレーションやリードナーチャリングを活用する外資系企業も増えてきています。リードジェネレーションとは見込み顧客情報を獲得する活動で、展示会での名刺獲得やWebサイト上での問い合わせ獲得、テレアポ、飛び込み営業などが当てはまります。そしてリードジェネレーションによって積極的に獲得した顧客に対して、有益な情報を提供しながら見込み度合いを上げる活動をリードナーチャリングと言います。主な活動内容はメールマガジンの配信やセミナーの案内などで、顧客の購買意欲を高めて将来的な受注に繋げるという狙いがあります。

1-3.求められる人材の特徴

外資系のマーケティング部門で働くには、まず語学力は必須です。上司が外国人、会議や社内公用語として英語が用いられるケースが多いため、ビジネスレベルで通用する英語力は身に付けておく必要があります。また社内外問わず、多くの人と対話をしながら進めていく仕事です。相手側の話を聞きながらもしっかり自分の要望も伝えていかなければならず、上手くバランスをとって調整していくためには高いコミュニケーション能力も求められます。

さらに良い商品を作り上げるには、細かい部分までチェックして課題を見つけ、何か問題があった際には解決策を見出さなければいけません。そのためには冷静に情報収集、データ分析出来る能力も必要になります。またプロジェクト開始から終わるまで、業務の進捗情報を管理する役割も担っているため、強いリーダーシップと管理能力も備わっていなければいけません。非常に重要なポジションになるため、外資系マーケティングの求人では、経験豊富で十分なマーケティングスキルを持つ人材を対象としてるケースが多いです。
 

2.外資系マーケティングのトレンド

外資系マーケティングを目指す場合、近年の採用トレンドはチェックしておくべきポイントです。どんな業種の伸び率が高いのかがわかり、目標も定めやすくなります。また企業分析をしておくと、どのような人材を企業が求めているのかを知る事ができ、より就職や転職のチャンスを掴みやすくなります。ここからは外資系企業の採用動向と人材需要について解説していきます。

2-1.各業種の採用動向

新型コロナウィルスは多くの企業に影響を与えてきましたが、外資系企業も例外ではありません。ただしパンデミックのリスクを避けるための「テレワーク」は、開始までに時間を要した日本の企業に比べ、外資系企業は短期間で環境整備を進めてきました。働き方をスムーズにシフトチェンジ出来た会社であれば、業績もそれほど悪化せずに済みます。コロナで大打撃を受けた企業は採用枠を減らす傾向にありますが、業績悪化を免れた企業は、求人にあまり影響がないと考えられます。またIT関連やEC、物流、エンターテインメント事業はコロナの影響がプラスに作用した分野で、需要が増加していることから就職のチャンスは大いにあります。

2-2.デジタルマーケティングの人材需要が高まる

ビッグデータやAIなどの技術革新によって、ユーザー企業が扱うデータはますます増えると予想されます。多くの企業がデジタルマーケティングの重要性を認識しつつも、取り組みの遅れを認識しています。マーケティングにおいてWebコンテンツやSNSが重要な要素となっていますが、デジタルマーケティング技術の高度化や多様化によって、リードする人材がいないという点が大きな課題となっているのです。

ちなみにデジタルマーケティング関連の求人となるのが、ECディレクターやソーシャルメディアマーケティングリーダー、オンラインマネージャーなどですが、外資系企業ではデジタルマーケティングスキルを持つ人材を積極的に採用しています。語学力をはじめ、求められるスキルを身に付けるのは大変ではありますが、デジタルマーケティングスキルを持っておくとチャンスが広がるかもしれません。
 

3.外資系と日系企業の違い

マーケティングの仕事に携わりたいと考えた時、日系企業と外資系企業のどちらに入れば良いのかと迷うかもしれません。そもそも両者にはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは外資系企業と日系企業のマーケティング業務における違いについて解説します。

3-1.売上に対する評価

外資系と日系企業の間で大きく異なるのが、売上に対する評価です。日系のマーケティング部門ではSNS上の拡散数やメディアでの取り上げ数などがKPIとしての指標に落とされがちで、宣伝効果も高く評価される傾向にあります。一方、外資系企業のマーケティング業務従事者の売上責任は非常に重く、どれだけ熱心に宣伝活動をしたとしても、売上が出なければ評価されません。売上が見込めないとなると、経営者からデータ分析や仮説検証を徹底的に行うよう指示されます。それなりに売上があると社内では称賛されますが、ブランドの認知度アップにも貢献できれば、さらに評価は高まります。つまり企画力や実行力も求められる立場となります。

3-2.年収や待遇

日系企業のマーケティング職の平均年収は500万円程度です。一方の外資系マーケティングは初任給で350万~500万円、平均は800万~1,000万円と日系企業より高い傾向にあります。もし年収をアップさせたいと考えるなら、外資系企業への転職を考えても良いかもしれません。ただ報酬は高いものの、それだけ売上に対する責任は重くのしかかってきます。若い社員でも裁量権が広く、1年目から重要な仕事に携わる事が出来るのは魅力である反面、業務量も多くなります。

また日系企業は終身雇用や年功序列型の所が多いですが、外資系企業は実力主義、成果主義です。終身雇用の考えは無いので、結果が出なければ雇用の継続が危うくなります。さらに実績を上げてもポストが空いていなければ昇進出来ません。日本支社の撤退、部門の廃止などによってポジションを失った人は、退職になる可能性もあります。待遇面では非常にシビアではありますが、外資系マーケターとして活躍している人はドライに考え、積極的に他社へ転職してステップアップしていきます。

3-3.海外勤務

日系企業でも海外勤務するケースはあります。日本人が多い環境で、ビジネスレベルの英語が話せると重宝されます。海外勤務と言えども、残業や仕事後の付き合いなど、日本の風土が色濃く残っているため、あまり違和感は覚えないかもしれません。一方、外資系企業の多くはグローバル展開をしています。海外勤務となった場合は日本人がほとんどいない環境の中で働かなければならず、ビジネスレベルを話せて当たり前の英語力が必須となります。また待遇は良くても、結果が出なければ解雇になる可能性も出てきます。海外勤務の難易度は高くなりますが、基本的に日本にある外資系企業は日本でのビジネスチャンスを拡大させるために拠点を置いてるため、わざわざ海外に送られる事はほとんどありません。
 

外資系マーケティングに就職したいなら

外資系マーケティングは日系企業でのマーケティング職とは違う部分がいくつかあります。特にマーケターの業務範囲の広さと責任の重さは顕著に異なり、年収の高さにも表れています。実力主義、成果主義の世界なので、仕事が大変でも年収をアップさせたい人には向いています。外資系マーケティングを目指すならまずは英語力、そして人に差をつける意味では、デジタルマーケティングスキルを持っていると有利になるかもしれません。
 

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